校長日誌
【校長室】第33回卒業証書授与式
式辞で述べたとおり、春の息吹が感じられる良い日に卒業証書授与式を行いました。
コサージュは、園芸デザイン科の生徒が3年生全員と学年や司会の先生たちに、一つ一つ手作りしてくれました。また、映画放送局の生徒が本日参加できなかった保護者の方のためにyoutube配信をするなど生徒の活躍も見られた良い式でした。
以下に式辞として述べた内容を掲載いたします。
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卒業式校長式辞
校庭の木々の蕾もほころび始め、春の息吹が感じられるこの佳き日に、保護者の皆様のご臨席を賜り、埼玉県立鳩ヶ谷高等学校第三十三回卒業証書授与式を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、大きな喜びでございます。
ただ今、卒業証書を授与しました二百六十七名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。本校の所定の教育課程を無事終了し、めでたく卒業の日を迎えることができましたことは、一人ひとりが三年間、たゆまぬ努力を積み重ねてきた結果であることは言うまでもありません。その努力に対し、心から拍手を送ります。
皆さんの高校生活を振り返ってみますと、入学直後から、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、臨時休校の対応がとられ、その後の学校生活も、制限が多くあり、コロナの影響を最も受けた三年間でした。
思い描いていた高校生活とは違っていたかもしれません。
日常の生活においては、友達との語り合いや、先生たちからかけられた言葉に奮起し、日々成長を重ね、行事については制限はありましたが、実施ができた体育祭、文化祭、遠足など、精一杯取り組んでいました。時には、つまずいたり悩んだりしたこともあったかもしれませんが、その一つひとつが高校生活の貴重な体験として、これからの人生の糧となることでしょう。
さて皆さんは本日、めでたく卒業の日を迎え、「高校時代」というステージから、自ら選んだ次のステージへと歩を進めて行きます。大学や専門学校へ進学し、より専門的な勉強をする人、就職して社会人となり、経済的にも、精神的にも自立する人、その道は様々ですが、未知の世界に対する不安と緊張感、そして自分で道を切り開いていくという高揚感とに包まれていることでしょう。どのような道であっても自分を生かせると思える道を信じて、進んで行ける人は幸せです。勇気を出して一歩前に踏み出して下さい。皆さんには無限の可能性があります。自分を信じ、自分の可能性に賭ける勇気と決断が、これからの人生を切り開いていくのです。しっかりと前を見据えて、自分の選んだ道を堂々と歩いて行って下さい。
これから、新たな道に進む皆さんに、三つのことをお願いします。
その一つは、「温かい思いやりの心を大切にし、豊かな人間性を備えた人になってほしい」と言うことです。人は一人では生きてはいけません。様々な人間関係の中で生きています。困難にぶつかった時、人と人とのネットワークの中で解決されることも多くあります。人への思いやりは、他の人を幸せにするだけでなく、自らも幸せにします。皆さんは、この鳩ヶ谷高校で培った仲間との友情を一生の宝として、人間性豊かな人として成長していって下さい。皆さんにはかけがえのない仲間といつも皆さんのことを気にかけ、幸せを願っている人がいると言うことを忘れないで下さい。
二つ目は、「チャレンジ精神をもって、最後まであきらめずに粘り抜く人になってほしい」と言うことです。これからの時代は、先行き不透明と言われます。自然災害は、身近なところから遠い国まで地球規模で起きています。他にも、少子高齢化、高度情報化、ウクライナをはじめとする国際情勢など、多様な価値観の中、国内外において解決しなければならない課題が山積しています。人の一生は、航海やマラソンにたとえられるように決して平坦なものではありません。次々と苦悩が生まれ、挫折や失敗は避けては通れないものです。何度つまずいても、何度転んでも、どんな壁にぶつかってもその経験が自分を強くしてくれると信じて、前に進んで行ってかなければなりません。皆さんはこれまでも挑戦し、多くの感動と達成感を味わったことと思います。「限界は他人に突きつけられるものではなく、自分の心の中にあるもの。自分があきらめない限り、限界はない。」このことを本校で過ごした三年間で学んだと確信しています。夢を実現できる人は、自分の中の不安を克服し、粘り強く挑戦し続ける人であることを心に刻んで、鳩高卒業生としてのプライドを持ち、夢に向かって一歩、一歩しっかりと歩いて行って下さい。
三つ目は「自立した社会人として地域に貢献できる人になってほしい」ということです。すでに、ほとんどの三年生が成人になっています。成人だからできること、成人だからとるべき責任があります。本日、皆さんがこうして無事、卒業の日を迎えられるのは、常に変わらぬ愛情を注ぎ、励まして来られたご家族の方々や、ある時は厳しく、またある時は温かく指導してきた先生、そして、地域の方々の温かいご支援があったからこそです。これらの方々への感謝の気持ちを忘れずに、将来は自立した社会人となって、たとえ小さなことでも一人ひとりが自分にできることをしっかりと社会に返して行くことで、地域を支え、地域に貢献できる人材となって下さい。以上三つのことを皆さんにお願いします。
結びになりますが、保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。お子様の健やかな成長を願って支えてこられた皆様にはさぞや苦労も多かったことでしょう。今日の佳き日を迎え、立派に成長されたお子様の姿に感慨もひとしおのことと存じます。教職員一同、心よりお慶びを申し上げます。今日まで本校にお寄せいただきましたご支援、ご協力に深く感謝を申し上げます。
最後に、卒業生の皆さんが、鳩ヶ谷高校の卒業生として自信と誇りをもって、次のステージで大きく羽ばたいていくことを期待します。皆さんの前途に幸、多からんことを祈念いたしまして式辞といたします。
令和五年三月十一日
【校長室】文部科学大臣表彰受賞
本校の図書館の紹介は機会ある毎にしてきましたが、この度、本校の主任司書がその功績を認められ、優秀な教職員として受賞をしました。
本校の図書館はもとより、地域連携として書店とのコラボ展示を企画するなど生徒の活躍の場を増やしています。
詳しい取り組みは、こちらをご覧ください。
【校長室】8月19日 体験授業を行いました
中学3年生を対象に体験授業を行いました。
30分の授業を3時間行い、普通科、園芸デザイン科、情報処理科の3学科を体験していただきました。
実際にモノを作る授業や、中学校と比べると少し難しく感じる授業など、興味や関心を高められる授業を行いました。
本校の生徒も受付や誘導・案内、授業のサポートなどで多くの生徒が運営に携わり、中学生の保護者の方から、「しっかりしていますね」「笑顔で対応してくださり良い雰囲気が感じられました」と声をかけていただき嬉しく思いました。
中学生の皆さん、この後も学校説明会や入試個別相談会などを予定していますので、ぜひ、また鳩ヶ谷高校にお越しください。
【校長室】部活動体験
部活動体験を行いました。
参加してくれた中学生の皆さん、保護者の皆様、暑い中おこしいただきありがとうございました。
高校でやってみたい部活動を体験できましたか。
中学校にはない部活動もあり興味を持ってくれたのではないかと期待をしています。
次は、8月19日の体験授業です。こちらも、ぜひ申し込みをして参加ください。
【校長室】謎のプラザ
来年度、鳩ヶ谷高校内に川口特別支援学校の分校が開校されます。
それに伴い、「プラザ」の場所に校舎が立ち、「中庭」も改修されます。
この、「プラザ」と「中庭」について、創立30周年記念誌の鳩高豆知識、Q4とQ5で取り上げているので紹介します。
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Q4 中庭の樹木はなあに?
A4 毎朝生徒は生徒玄関から入り、右手に中庭を見ながら教室へと急ぐ。お客様も正面玄関から廊下を通り、右手に開けた中庭の緑生い茂る樹木を鑑賞しながら階段を上っていく。校舎との景観上のバランスを考え、洋風庭園としての設計を考えた<中略>イヌツゲ、ヤツデといった常緑樹を中心にドウダンツツジ、パンパスグラス、ヘデラなどの落葉樹、草本植物を加え工夫を凝らした庭を作り上げた。一年中安定して緑が豊かで、人々の目を休ませる趣向に富んでいる。<後略>
Q5 「謎のプラザ」の謎とは?
A5 校門から入って、自転車通学の生徒は途中左手に白い柱が何本も立っている光景を見かけるはずだ。いったいこのプラザ(広場)はなんなのだろう、よくわからない、謎だという声が多く上がり、いつごろからか「謎のプラザ」と呼ばれるようになってきた。ここでその謎を解くと以下のようなことなのである。もともとは生徒が集まり、くつろげる場としての東屋という構想で作ったのであるが、予算の関係上屋根がつけられず、現在のような造りになったといういきさつがある。
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「プラザ」は今年の学校案内の表紙、「中庭」は裏表紙に写真があります。
学校案内もご覧ください。
【校長室】1学期終業式
昨日の終業式で話した内容を載せます。
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皆さん、おはようございます。
終業式もリモートで実施をします。皆さんの顔が見られず少し寂しく感じていますが、校内で、すれ違うと元気に挨拶をしてくれるのでうれしく思っています。しかし、悩みを感じたときは、休み中も、一人で抱え込まず、学校にも相談をしてください。
夏休みを迎えるにあたって、学年ごとにお話をさせていただきます。
1年生の皆さんは中学校と違う様々なことに戸惑いながらも、一学期が過ぎて、鳩ヶ谷高校生らしくなってきたと実感しているのでしょうか。ところで、夏休みの予定はたっていますか。部活動の予定があったり、ボランティアを行ったりと計画しているのかもしれませんが、それに加えて、絵や写真、作文、俳句などを自主的に応募をするのも良いかもしれません。新聞やインターネットで見ると結構募集しています。挑戦してみてください。
3年生の皆さんは、いよいよ進路決定の時期となりました。就職希望の人は、7月1日から受付が始まった求人票をしっかりと見て、保護者と十分に話し合い、担任の先生や、進路指導の先生ともよく相談してください。
進学希望の人は、可能ならば進学先に赴きオープンキャンパスや模擬授業や公開授業に参加をして、ホームページや情報誌では、つかめない肌で感じるものを得てきてください。また、交通の便や部活動の状況、食堂や図書館の雰囲気など学生生活の基盤となるものをしっかり把握するようにしましょう。制限されてしまった場合でもオンラインのオープンキャンパスには参加をしてください。同じ学科名でも学校によって学ぶ内容が異なります。将来、自分がなりたい姿に向けて必要なことが得られる学校かよく確認をしてください。
2年生の皆さん。2年生は「中だるみ」と言われることもありますが、そんなことはないように目標を定めましょう。卒業後のことは、まだまだ先のことと思っているかもしれませんが、「光陰矢の如し」と言います。先ほど3年生に向けて話したように、あと1年後には進路を決めなければなりません。まだ、考える時間がある、今のうちから、将来のことを準備すると、これからの学校生活が一層充実してくると思います。部活があるから、バイトをやるからと言い訳が先に出て、自分の進路について考えることを先に送ることがないようにしてください。
1日が24時間というのは、だれでも同じです。夏休み中ずっと部活とか、1日中ずっとバイトを毎日という事はないと思います。人によって自由になる時間は違うかもしれませんが、時間を上手に使えるようにするのは、これからの時代を生きていくためには必要なスキルです。後悔のない夏休みを過ごしてほしいと願います。
最後に、新型コロナウィルスは、第7波と言われ、埼玉県でも連日5000人を超える新規陽性者が出ています。本校では、9月に文化祭がありますが、状況によっては、時期や実施方法の見直しが必要になるかもしれません。皆さんも自分自身の健康を守ることはもちろんですが、周りの方にも気を配って生活をしてください。
9月に一回り成長した皆さんが元気に登校することを楽しみにしています。
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終業式の後、各種表彰をさせていただきました。
24名の生徒に賞状や合格証を渡しました。
頑張っている生徒の顔を見ながら讃えることができることを嬉しく思いました。
大掃除
大掃除をしました。
普段はなかなか手が届かない高いところの窓や、蛍光灯の傘などもふき取り、隅々まできれいにしました。
生徒は、自分たちで気づいたところを自主的に掃除をしているのを見てうれしく思いました。
図書委員会 『高校生と書店のコラボ展示』
本日、図書委員の生徒が、学校の隣にあるイオンモール川口3Fの未来屋書店に展示をしました。
テーマは「部活」です。
おすすめの本を展示展示しました。
8月31日まで展示します。
是非お立ち寄りください。
生徒の手作りのしおりもあります。
完成の様子と詳しい説明は図書館からの案内をご覧ください。
第41回埼玉県高等学校写真連盟写真展
7月6日(水)~7月10日(日)の期間に埼玉県立近代美術館で、写真展が行われ、本校生徒の写真も奨励賞の受賞の他に5作品が展示されました。
高校生の視点で、一瞬を切り取った作品でどれも素晴らしかったです。
9月に予定をしている鳩高祭でも展示をしますので楽しみにしていてください。
【校長室】吹奏楽部がイオンモール川口オープン1周年コンサートを行います
学校のすぐ隣にある、イオンモール川口がオープン1周年を記念して様々なイベントを行っていますが、
本日は、本校の吹奏楽部が1Fのセンターコートにてコンサートを行います。
開始時刻は11時30分を予定しています。
日ごろの練習の成果を発表しますので、聴いていただけると幸いです。