校長日誌

大掃除

 大掃除を行いました。

 

 12月23日(月)は、防災避難訓練に引き続き全校生徒が体育着に着替えて大掃除を行いました。

 2学期末の大掃除として今回は、「とびらのレールや廊下の窓」「ストーブのまわり」「廊下」「蛍光灯のかさ」「ゴミ箱」「掃除用具入れ」の6つをきれいにすることを重点目標として実施しました。

 気持ちのいい環境で新しい年を迎えます。

教室

2年生学年集会

 2年生が学年集会を開きました。

 11月18日から実施した3泊4日の修学旅行を終え、帰校した2年生が11月22日に学年集会を開きました。
 滬江高級中学(滬江<ここう>高等学校)との交流を含め、思い出のたくさん詰まった前日までの台湾修学旅行を振り返りました。
 2年生は今日から、実質的な高校生活の後半に入ります。海外の高校生に負けないくらい充実した高校生活を送り、勉学に励んで一人ひとりの進路目標を達成しようと誓う学年集会になりました。

ハロウィンがやってきます

 ハロウィンがやってきます。

 ハロウィンがやってきます。
 生徒会本部の生徒が企画をして、ハロウィンの準備をしています。環境問題につなげての企画で、トリック・オア・トリートを楽しみながらペットボトルのキャップ回収に取り組みます。

台風一過

 台風19号が日本に甚大な被害を及ぼしました。

 台風19号が日本に甚大な被害を及ぼしました。
 台風一過(たいふういっか)となった13日(日)は青空も見えましたが、前日から引き続き日本各地で台風に伴う大規模な災害が発生しました。被災した方々に心からお見舞いを申し上げます。
 鳩ヶ谷高校は、台風が日本を縦断した12日(土)から13日(日)にかけて川口市の避難所となり、近隣の方々が体育館に避難なさいました。
 また、大雨の際は、今回の写真のようにグランドに雨水をためて少しでも水害を防止するしくみになっています。

秋がやって来ました【彼岸花】

 鳩ヶ谷高校に、秋がやって来ました。

 鳩ヶ谷高校に、秋がやって来ました。
 写真は、生徒玄関に展示した作品です。園芸デザイン科の3年生が制作しました。300本の彼岸花が使われています。300本のすべての花を鳩ヶ谷高校で育てました。
 暑かった夏の思い出がまだ残っていますが、鳩ヶ谷高校に確実に秋が訪れています。

彼岸花

終業式の校長講和

 1学期の終業式で生徒に講話をしました。

 1学期の終業式が7月19日(金)に行われ、校長から生徒に講話として3点の話をしました。3点目では『命』について次の話をしました。
 「先日、自殺者の総数についてニュースで話題になりました。若者の自殺が増えているということです。悩みを一人で抱えてしまっている状況が見えてきます。SOS、助けての声を、どこかの窓口に発信してください。その声に気付いた人はゆっくり話を聞いてあげてください。友だちから悩みを聞いてびっくりし、どうしていいか分からない場合も出てきます。聞いてあげることで相手の気持ちが落ち着いていったり、話している人自身が自分の気持ちを整理していくことになったり、そういったことがあるので、話を聞いてあげるだけでも、人を助けることになります。心の危機に直面した時の自分自身への関わり方や、友人への関わり方について、1学期の終わりにあたって、心の準備訓練をしてください。」
 夏休みに入りますが、命を大切にして生活を送り、元気な顔を、2学期に見せてほしいと思います。

県庁花時計の植栽

 園芸デザイン科の生徒が県庁花時計の植栽を行いました。

 園芸デザイン科の3年生9名が、県庁の花時計の植栽を行いました。
 植栽した花は、ヒャクニチソウ、サルビア、マリーゴールドなど、色違いを含めて7種類、約1500株でした。このうち、ヒャクニチソウ320株は鳩ヶ谷高校で育てたものです。
 浦和にお出かけの際は、本庁舎東側の花時計にぜひお立ち寄りください。

花時計

インターネットリテラシー講演会の実施

 インターネットリテラシー講演会を実施しました。

 6月13日(木)に全校生徒が体育館に集まり、インターネットリテラシー講演会を実施しました。講師にLINE(株)でLINE オフィシャル インストラクターをなさっている井上未央様をお迎えしました。
 井上様から、「楽しいコミュニケーションを考えよう!」というお話を伺いました。最初に、友達からされたら嫌なことを全校生徒で考えました。その結果、「イヤなこと」が人によって違うことに気が付きました。自分と違う受け取り方をしていることがあるので、インターネットの世界では相手がどう思うか想像力を働かせることが大切だということを学びました。
 スマートフォンを含めインターネットを利用する場合、「楽しいコミュニケーション」の機会となることを心掛けていきたいと思います。

体育祭を終えて

 5月31日(金)に体育祭を実施しました。

 5月31日(金)に体育祭を実施しました。
 今年度は初種目として男女別の部活動対抗リレーを取り入れました。バトンを落としてしまうハプニングもありましたが、他の種目同様、盛り上がりのある競技が繰り広げられました。
 鳩ヶ谷高校は、体育の授業で持久走など、自分の番でないときに頑張っている生徒を励ます光景が見られます。体育祭でもグランドの応援席から各学年とも大きな声援が送られていました。
 競技、応援ともにすがすがしい体育祭でした。

新年度の行事

 新年度の行事が続きました。

 始業式、入学式、対面式と、新年度の行事が続きました。
 新入生が初めて上級生と会う対面式で、校長の私から「縦の人間関係を大切にしてください。」という話をしました。その意図を紹介します。
 生徒の多くは、同年代の仲間に話しかけるのがせいぜいで、いわゆる「ため口をきく」ことが会話の中心になっている実態があります。年上の人に対してや、年下の人に対しての話し方を身につける必要があると感じています。それで「縦の人間関係を大切にしてください。」という話をしました。
 縦の人間関係については、部活動の中で経験していくことが一番です。高校3年間、部活動を続けることを期待しています、という言葉で対面式の話を締めくくりました。

学校保健委員会講演会の実施

 学校保健委員会が企画した講演会を実施しました。

 3月18日に、学校保健委員会が企画した講演会を実施しました。1、2年生全員が体育館に集まり、埼玉県立大学准教授の佃志津子(つくだしずこ)先生からお話を聞きました。心身ともに健康を保つためにストレスにどう対応していくか、「レジリエンス」といって自分を回復させていく方法について講演してくださいました。
 佃先生が教えている県立大学の皆さんのメッセージを、たくさん鳩ヶ谷高校の生徒に伝えてくださり、心が折れそうになった時の参考になるお話でした。人間関係でつらい思いをすることがありますが、励ましてくれる人がいて助けられるということを学びました。つまずくきっかけになるのが人間関係であるとともに、立ち直るきっかけも人間関係にあります。

【校長日誌】「三国志」との出会い

 「三国志」との出会い

 作家の吉川英治さんが亡くなってから50年以上が経ち、インターネットで吉川さんの小説が読めることを知りました。
 今、三国志の「孔明の巻」を読んでいます。この本に登場する曹操の墓から世界最古と考えられる「白磁」が出土したというニュースが伝えられました。
 「三国志」はゲームや漫画になっていますが、ニュースや歴史から小説の世界に入ることも面白い出会いになります。
 朝読書で手にする本は、いろいらな入口からアプローチできると思います。

まもなく卒業となりました

 3年生は1月25日(金)から学年末考査が始まり、まもなく卒業となりました。

 3年生のうち園芸デザイン科は、学科の卒業作品展(卒展)に向けてその準備と学年末考査の準備の両方に取り組んできました。
 卒展は、2月2日(土)から2月4日(月)まで、川口市のグリーンセンターにある「緑のアトリエ」で開催されます。時間は、9時から16時30分までです。なお、グリーンセンターの入場には、高校生以下100円、一般310円が必要になります。
 3年間、園芸デザイン科で学んだ集大成の作品を生徒が作成しましたので、ぜひ御来場ください。

薬物乱用防止教育

 薬物の乱用防止に向け、講演会を実施しました。

 川口保護司会所属の保護司、島津龍雄様にお越しいただき、12月19日に体育館で、全校生徒が薬物乱用防止に向けた講演を聴きました。
 島津様から、禁止されている薬物を使ったり、医薬品や化学薬品であっても誤った使い方をした場合、身体に様々な悪影響を与え、脳を破壊するような恐ろしい事態になるというお話を伺いました。破壊された脳は元に戻らないことや、脱法ドラッグと呼ばれる中身の分からない薬の危険性について学びました。
 講演会で薬物乱用は1回だけでも最悪の結末が待っていることを、生徒は胸に刻みました。
 また、人権の大切さを島津様に教えていただくとともに、多くの少年に会った御経験から「鳩ヶ谷高校で勉強するのが一番」と、生徒にエールを送ってくださいました。

校歌歌合戦

 第3学年が校歌歌合戦を行いました。

 第3学年が11月8日(木)の午後、体育館に集まって校歌歌合戦を行いました。
 校歌を今まで以上に大きな声で歌えるようにするきっかけとなるよう、第3学年の7クラスが各クラスで練習を積み、集まりました。歌合戦にあたっては、校長をはじめ5人の教員が審査を行い、順位換算法により3位までを表彰しました。男子、女子ともに声の出ていたクラスや、入場、退場、整列のしっかりしていたクラスなど、どの観点を重く見るか難しい歌合戦でしたが、総合的に評価を行いました。
 クラス発表の前後に、発声練習のため、歌合戦のまとめのため、学年全員で校歌を歌いました。
 表彰の後の第3学年全員の合唱には審査員の教員も加わり、第3学年の生徒のいきいきとした表情が印象的な歌合戦となりました。

進路行事

 秋は「進路行事の秋」でもあります。

 3年生は就職試験の第一陣が終わり、進学ではAO入試、推薦入試が始まり、また、一般入試に向けての準備が佳境に入りました。
 2年生は10月5日に希望する進路別の見学会を実施し、30箇所の学校や企業にお世話になり、ほとんどの生徒が午前と午後で異なる進路先を訪問しました。
 1年生は進路に向けた面接練習の一環として、10月4日にマナー講座を実施しました。
 面接は就職する際に必ず課されるものですが、進学希望の生徒も上級学校卒業後は就職をするので、全ての生徒に面接の準備が必要です。
 社会人として必要なマナーを身に付けるとともに、「会社でいっしょに働きたいと思われる生徒に育てる」、「会社の取引相手と円滑に仕事を進めるコミュニケーション能力を育てる」ことを目標に、さまざまな教育活動をとおして生徒を育成しています。

鳩高祭オープニングセレモニー

 鳩高祭が始まりました。

 鳩高祭が始まりました。1日目の9月7日(金)に行われたオープニングセレモニーで、「おもてなし」について校長から全校生徒に次のように語りました。
 前日発生した大地震は北海道に甚大な被害をもたらしていますが、北海道の人達のことを胸にきちんととどめながら明るく「おもてなし」を実行する2日間の鳩高祭にしてほしい。
 この夏、鳩ヶ谷高校の生徒は希望者36名が東北地方へ被災地ボランティアに出かけています。鳩高祭ではその報告の展示もしています。被災地の方々の痛みを分かる生徒に、今大変な思いをしている人がいることを忘れずに元気で学校行事を進めてほしいと思います。

愛の血液助け合いの集い

 愛の血液助け合いの集いで埼玉県知事感謝状の贈呈を受けました。

 7月31日に埼玉会館で行われた愛の血液助け合いの集いにおいて、本校が埼玉県知事感謝状をいただきました。
 一般の団体を含め20組が感謝状を受けましたが、このうち鳩ヶ谷高校など県立高校は3校が贈呈を受けました。鳩ヶ谷高校では毎年、献血バスを呼び、希望生徒による献血を実施しています。長年に渡る本校の献血推進活動に対して、埼玉県知事感謝状が与えられました。
 愛の血液助け合いの集いでは、血液が長期保存できないという説明がありました。16歳になると行うことのできる献血。これからも継続して献血に協力していきたいと思います。

球技大会開会式

 球技大会開会式で生徒を激励しました。

 7月13日の球技大会開会式で生徒を激励しました。
 先日の期末考査で生徒がテスト勉強に励んでいたころ、世の中ではさまざまな出来事がありました。サッカー・ワールドカップで盛り上がっている一方で、国内では西日本豪雨により甚大な被害が発生しました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 開会式で生徒に、日本は災害の多い国であるが、災害に備え、「知力・体力・思いやり」を伸ばしていこう、「知力・体力・思いやり」を伸ばす教育活動として球技大会などの学校行事がある、という話をしました。
 暑さに負けずに自分を鍛えるよう激励しました。

円盤投

 陸上競技部3年生の出光未来君が関東高等学校陸上競技大会に出場しました。

 6月18日(月)に群馬県で行われた関東大会において、陸上競技部3年生の出光未来君が男子円盤投に北関東の代表24名の1人として出場しました。3年間積み重ねてきた成果を十分に発揮しましたが、17位という成績で入賞を果たすことはできませんでした。
 大会が行われた陸上競技場には鳩ヶ谷高校陸上競技部の他の部員たちも駆けつけました。3回にわたる出光未来君の投てきのたびに、部員全員が立ち上がり、試技のタイミングに合わせて声を出し、一丸となってパワーを送っていました。

英検準2級

 英検準2級の取得を目指しています。

 全国高等学校長協会の総会・研究協議会に出席しました。5月23日と24日に大宮ソニックシティホールで行われた総会・研究協議会において、文部科学省の担当者からさまざまな行政説明を聴くことができました。グローバル人材を育成していく観点に立ち、文部科学省の外国語教育推進室長からは英語力の目標について説明がありました。中学生は卒業までに英検3級以上を、高校生は卒業までに英検準2級以上を大半の生徒が取得してほしいというお話でした。
 実は、今年度から鳩ヶ谷高校では英検準2級に向けた取組をはじめています。1年生のアドバンスクラブには49名の希望者が所属し、部活動と両立を図りながら学習習慣の確立に向け努力しています。この1年間の目標は英検準2級の取得です。
 学習は継続することが大切です。目標を持って学習と部活動の両立を実現できるよう支援しています。

入学式・始業式を実施しました

 入学式と始業式を実施しました。

 4月9日に入学式と始業式を実施しました。
 平成30年度は281名の生徒が入学しました。そして入学式の直後に校歌紹介を行いました。吹奏楽部の演奏に合わせ、合唱同好会、弓道部、女子バレーボール部、演劇部、生徒会本部の生徒が校歌を斉唱しました。早く新入生にも校歌を覚えてほしいと思います。
 入学式に先立って、2年生、3年生は1学期の始業式を行いました。始業式でも校歌を斉唱しました。しかし、準備していた伴奏CDの不具合で、伴奏なしで実施しました。それでも、生徒は動じることなく校歌を歌い切りました。
 1年生、2年生、3年生がいっしょに校歌を歌う機会が楽しみです。

サクラサク

 学校の桜が満開です。

 平成29年度が終わろうとしていますが、3月の最後の週はたいへん暖かく、桜がすっかり咲きました。桜は満開を迎えると同時に散り始めます。平成30年度の入学式まで、桜はとても持ちそうにありません。
 桜と同時にハナズオウも咲き始めました。季節ごとに、鳩ヶ谷高校ではいろいろな花が咲きます。
 入学式では新入生の胸に、卒業式では卒業生の胸に、園芸デザイン科の生徒が製作した「コサージュ」の華が咲きます。
 また、9月に行われる文化祭の後夜祭に続いて、鳩ヶ谷高校のグランド上空では「花火」の華が咲きます。近隣にお住いの皆さんにも見上げてほしいくらいの大輪が咲きます。残念ながら文化祭一般公開の後に行われるため、学校の敷地から見ることができるのは在校生だけになります。
 園芸デザイン科の温室の中では四季を問わず、外では四季折々の花が、鳩ヶ谷高校では咲いています。

部活動の活躍

 2週間にわたって、運動部や文化部が活躍しています。

 専門学科の園芸デザイン科による卒業作品展が始まった2月3日に、運動部では卓球部と男子バレーボール部が、それぞれ新人戦の県大会に出場しました。2つの部活動同時のダブル進出です。どちらの部も県大会では途中で負けてしまいましたが、大活躍でした。
 文化部では、書道部が川口市アートギャラリー・アトリアで行われる川口市書き初め展に出展します。2月7日から2月12日まで、いずれも10時から18時までの開催です。
 また、写真部は校外展を川口総合文化センターリリア3Fギャラリーで開きます。2月10日(12時から19時まで)、2月11日(9時から19時まで)、2月12日(9時から12時まで)の3日間の開催です。
 運動部や文化部への応援をお願いいたします。

川口市「はたちの集い」の協力

 園芸デザイン科が、川口市の「はたちの集い」に協力しました。

 1月8日の成人の日に行われた川口市「はたちの集い」に、園芸デザイン科が協力をしました。
 川口市の成人式である「はたちの集い」が川口総合文化センター(リリア)メインホールを式典会場として開催され、メインホールのステージを飾る花を園芸デザイン科の2年生と1年生が制作しました。式典の協力は毎年恒例のこととなっていますが「はたち」を迎える方々にとっては一生に一度のお祝いであり、ステージ上の花瓶に花をいけることは大変光栄なことです。
 川口市在住で園芸デザイン科のみならず普通科や情報処理科の卒業生は、後輩たちの祝福を喜んでくださったと思います。

防災避難訓練

 防災避難訓練を実施しました。

 12月21日に、防災避難訓練を実施しました。
 今回は、地震発生とそれに引き続く火災発生を想定した訓練を行い、全校生徒が校庭に避難しました。
 川口市南消防署鳩ヶ谷分署の署員の方に訓練の様子を見ていただき、講評を受けました。全校生徒の避難完了に6分20秒を要しましたが、119番通報から消防自動車到着までの時間が普通5、6分であることを考えると適正な時間であったという評価でした。万一の火災の場面でも、このような状況であれば消防署が直ちに消火活動に取り掛かれるというお話しでした。消防自動車の到着時に負傷者と行方不明者が把握できていることが望ましいという説明もいただき、6分20秒の中で行った点呼を含めて防災に備えた訓練ができました。
 この日のような訓練を繰り返すことによって、また、過去の災害を教訓とすることによって、万一の際にも、とっさに正しい行動が取れるようにしていきたいと考えています。

英検IBAの実施

 英検IBAを実施しました。

 11月2日(木)5時間目に、英検IBAを実施しました。一昨年から始めて3回目になりますが、今年も1年生、2年生、3年生の全員が受検しました。
 英語教育において、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく育成することが大切です。リーディングとリスニングの出題比率がほぼ均等な英検IBAを全校生徒に実施し、一人ひとりの学習のステップアップと学校全体の英語力の向上を図っています。

1冊の本

 10月2日に実施した全校集会で1冊の本を紹介しました。

 「あのね、かなちゃんに聞いてほしいことがあるの」という本を、10月2日に実施した全校集会で生徒に紹介しました。
 この本は、埼玉医科大学の儀賀理暁(ぎがまさとし)先生がお書きになったもので、儀賀先生から1年生は前の週の木曜日に「がんと命に関する講座」というタイトルで講演を伺ったところでした。2年生、3年生は前の年に儀賀先生からお話を聞いていて、鳩ヶ谷高校にゆかりのある先生が執筆した本です。
 本の内容と生徒が聞いた講演とは重なるところが多く、がんについて、命について書かれてあります。「まえがき」、「プロローグ」、「エピローグ」のひとつひとつが小さな物語になっていて、この本には全部で9つの小さな物語が収められています。鳩ヶ谷高校で行っている朝読書に最適な本です。
 たくさんの生徒が充実した読書の秋を送ることを期待します。

遅刻防止週間

 挨拶励行と同時に遅刻防止に取り組んでいます。

 9月19日から9月22日まで、本年度第2回の挨拶励行及び遅刻防止週間を実施しました。
 この一週間は、始業前に生活委員が生徒玄関に立ちます。協力してくださる保護者の方といっしょに、登校する生徒を「おはようございます」の挨拶で迎えます。
 挨拶を交わす姿や、始業が近づき生活委員の「あと何分ですよ」の声に小走りになる生徒の姿が見られます。
 挨拶をすること、時間を守ることは、充実した1日を過ごすための大切な習慣になります。

フラワーアレンジメント競技会

 フラワーアレンジメント競技会が実施されました。

 8月28日に、平成29年度埼玉県学校農業クラブ連盟フラワーアレンジメント競技会が本校を会場として実施されました。埼玉県内の農業関係高校の代表が集まり、フラワーデザインに関する技能を競い合いました。
 午前はスパイラルブーケを製作し、午後はアレンジメントを製作して、午前と午後の審査の合計で最優秀、優秀が決まります。審査は専門の先生に当たっていただきました。
 この競技会の上位2名は、本年度10月に行われる全国産業教育フェア秋田大会に出場します。
 8月28日の競技会において、本校の代表が入賞を果たすことはできませんでしたが、園芸デザイン科の生徒達が大会の運営を担ってくれました。
 日頃の学習の成果を、競技面でも運営面でも十分発揮することのできた1日となりました。

ボランティア同好会の社会奉仕

 ボランティア同好会の生徒が植樹のお手伝いをしました。

 鳩ヶ谷ロータリークラブによる川口市内の植樹に、ボランティア同好会の生徒がインターアクトクラブの活動として参加しました。
 7月10日に鳩ヶ谷小学校と里中学校で、7月12日に鳩ヶ谷中学校と八幡木中学校で、「やまぼうし」の木を植えました。合わせて16人の生徒がお手伝いをしました。
 「やまぼうし」は淡黄色の小さな花をつけます。花言葉は「友情」です。それぞれの学校での友情と、小学校、中学校、高校の間での友情が、「やまぼうし」の成長とともに育まれることを祈りながら活動しました。
 心温まる生徒の活動でした。

1週間の出来事

この1週間に、3つの出来事がありました。
全校集会、体育祭、関東高等学校弓道大会の3つです。

5月31日(水) 全校集会
 1時間目の授業の前に、全校生徒が体育館に集まり、私から4つの話をしました。
  〇 交通事故に遭わないように自分を守る。
  〇 不審者に気を付ける。
  〇 熱中症に関して正しい対応をする。
  〇 自他の生命を大切にする。

6月2日(金) 体育祭
 前日の予行は天候が不安定でしたが、体育祭当日は生徒の願いが叶って滞りなく実施できました。
 個人種目では1年生に光るものがありましたが、団体競技では2年生、3年生が活躍しました。
 目立たない所で部活動の生徒が係として体育祭を支えてくれました。
 全生徒の自覚で体育祭がスムーズに執り行われました。

6月3日(土) 関東高等学校弓道大会
 弓道部が女子団体で「関東高等学校弓道大会」に出場しました。
 山梨県で行われた「関東高等学校弓道大会」では、予選の1回目を2位で折り返しましたが、残念ながら翌日のベスト16に残ることができずこの日での敗退となりました。
 関東大会にまで進むことができたのは、3年間の練習の賜物です。
 弓道部の活躍を讃えます。

PTA・後援会総会

 5月13日に、PTA・後援会総会が開催されました。総会で私から保護者の皆様に、インターネットについてお話ししました。


 保護者の皆様に、インターネットの危険性についてお伝えしたいと思います。スマートフォンやコンピュータを使って、インターネットに接続しない日はないという人が増えています。私もその内の1人です。

 大変便利な世の中になった一方で、インターネットの利用には危険が伴うということを認識しなければなりません。

 いろいろな危険性がある中で、2つを取り上げたいと思いますが、その前に、鳩ヶ谷高校の携帯電話使用規定について改めて、確認をさせていただきます。校内での携帯電話の使用は禁止で、生徒が携帯電話を所持する場合は、朝読書の前までに電源を切り、バッグやロッカーにしまって、帰りのSHRまで、一切、携帯電話を手にしない、というのが本校のルールになっています。

 携帯電話、スマートフォンを持っている生徒が少なからずいる状況で、インターネットに接続する機会もあると思います。その危険性の1つは、個人情報です。氏名や学校名などが特定できると、よからぬことを考える人に悪用される場合があります。自分では個人情報は出していないつもりでも、例えば部活動の話題から氏名や学校名が判明することにつながります。自分の個人情報でだけでなく、他人の個人情報にも気を付けなければなりません。また、写真や動画から個人情報が分かることがあります。御存じのとおり、GPS機能によって写真や動画から位置情報が判明しますので、何げなく撮った自宅や学校の写真をインターネットに掲載することにより住所が知られてしまうという結果になります。

 怖いですね。

 もう1つ、インターネットの危険性は、コミュニケーションの特殊性です。ラインやツイッターのほか、いろいろ便利で楽しいSNSが登場しています。インターネットで情報を伝える場合、十分注意が必要です。具体的な事例をお話しします。

 Aさんに友達のBさんから「明日、9時に行くね。」と連絡が入ったので、AさんはスマートフォンでBさんに「何で来るの。」と返事をしたところ、大きなトラブルになりました。もう、気が付かれた方がいると思います。Aさんは「明日、歩いて来るの、自転車で来るの。何で来るの。」と聞いたつもりでしたが、Bさんは「どうして、あなたなんかが来るのよ、来なくていいのに。何で来るの。」と受け取りました。この後、二人は絶縁状態になってしまいました。

 このようにインターネット上の「言葉」では誤解が生じ易く、激しく言い争っているサイトも見受けられます。インターネットによるコミュニケーションには特殊性があり、予期せぬ危険性をはらんでいることを認識しなければなりません。

 お話ししたインターネットの危険性については、さまざまな角度から今後、学校で指導してまいります。

 御家庭で、お困りになったり、疑問に思ったりすることがございましたら、学校にお知らせください。

 よろしくお願いいたします。

平成29年度入学式

 昨日、平成29年度入学式が行われました。入学式で、私から新入生にメッセージを送りました。


 本校は昭和六十三年に創立され、今年、三十周年を迎えます。普通科、園芸デザイン科、情報処理科のそれぞれが三十年の歴史を重ねてまいりました。三学科の特色を生かし、本年度以降、一年生で学科のミックスホームルーム、すなわちミックスクラスの実施や二年生になり学科別クラス編成の下では普通科で進路希望に応じ特進クラス、総合進学クラスに別れた学級編成、二年生、三年生になっての三学科横断総合選択制の導入といった新たな取組を進めていきます。 

 新入生の皆さんは創立三十周年という節目に入学するとともに、本校の新しい学びを体験できる世代になります。 

 初心忘るべからず。これは、およそ六百年前、能を大成した世阿弥が書き残した言葉です。この言葉を知っている人が多いと思います。新入生の皆さんは今日の喜びを忘れずに、高校三年間を過ごしてください。 

 前途洋々たる皆さんに、高校生活のスタートにあたって、心がけて欲しいことを三つ話します。 

 一つ目は、「学び続ける」ということです。エー・アイ、人工知能がプロの囲碁棋士を負かしてしまう時代になりました。将来、半分の仕事がコンピュータにとって代わるという予測が出ている時に必要とされる資質・能力は「学び続ける力」です。学校の授業以外に、例えば毎日2時間学習しよう、といった目標を持って高校生活に臨んでください。高校時代、さらに社会に出てからも学び続けることで、皆さんに活躍のチャンスが巡ってきます。 

 二つ目は、「規律を守る」ということです。どんな社会にもルールがあります。そのルールを守るからこそ、円滑な活動が生まれます。ルールの内容は違っていても、高校三年間の規律が守れればどんな社会でも通用します。本校は、頭髪をはじめ身だしなみについて厳しく指導いたします。規律を守り社会の一員となってください。 

 三つ目は、「友を得る」ということです。私たちは、バーチャルではない世界、仮想ではない現実の世界に生きています。学校で得られる友は、現実の世界を歩む私たちの支えになります。助けてもらったら、今度は助けてあげる。そんな「友を得る」ことができるよう人間関係を構築していくことを願います。 


《校長日誌》平成28年度修了式 サザエさんから学ぶこと

 本日は平成28年度修了式でした。3年生が卒業し、1・2年生だけの修了式です。来年度に向けての話をしましたので紹介します。

 本日で平成28年度が終わります。春になります。桜が咲きます。節目の季節です。生徒諸君だけでなく、私たち教員も4月に向けて「やるぞ」という気持ちを切り替えるよい時期です。

 

 今日は毎週日曜日の午後6時30分からテレビ放映されるアニメの「サザエさん」をとおして、家族の絆について考えてみたいと思います。

 

 アニメの「サザエさん」は昭和441969)年10月からテレビ放映が始まりました。私が幼稚園の時です。「サザエさん」の登場人物は結構覚えていますよね。磯野家は波平とフネ、カツオ、ワカメ、フグ田家はマスオとサザエ、タラちゃんです。どんなことでも話し合える関係性が築かれ、維持されており、お互いを認め合い、尊重し合い、相手の意見を受け止めています。誰もが共感かつ納得でき、お手本ともいえる家庭環境だと思います。

 

 もうひとつ言えるのは、磯野家全員が「陽」つまりボジティブな人たちだということです。温かみ・温もりを十二分に感じることができます。殻にこもったり、心を閉ざしたり、相手をつっぱねたり、悪口を言い合ったりはしません。これも非常に重要なポイントです。

 

アニメ「サザエさん」では、ケータイやテレビゲームなども登場していません。カツオ君とともにマンガが出てくるくらいで、一日中ケータイ・スマホを肌身離さず持っていたり、ブログ・ツイッター・LINEをしている人など当然いません。サッカーや野球など健康的なものばかりです。

 

現代は、良く言えば、科学技術が進歩し、物が豊かになり、バリエーションも大きく広がりましたが、大多数が二次元・バーチャルに浸かっています。現実世界でのあいさつ・コミュニケーション方法・接し方をまったく分かっていません。「サザエさん」は、人との触れ合い、コミュニケーションについて真剣に考えさせてくれます。「きちんと挨拶をする」「目上の人への接し方」「悪いことをしたら怒られる」「怒られたらきちんと反省する」「何かしてしまったらきちんと謝る」「兄弟や年下の子への接し方」「家族の大切さ」「地域の人との交流、その大切さ」など、何気ない日常生活のワンシーンにも当たり前のことですが、大切な教訓がたくさんちりばめられています。

特に印象的なのは、家族全員で食卓を囲む夕食シーンです。本当にほのぼのしていて、温かくて、見ているだけで心癒されるものがあります。家族全員で顔を合わせ、その日の出来事などを話して、家族で考え・感情・体験・教訓の共有をする。そして、夕食シーンの最後は、ほとんどの場合、家族全員で笑い合うところで終わります。そのように、家族で自然に笑みがこぼれることは非常に重要なポイントです。

 

アニメでありながら、限りなく現実に近い、そして限りなく理想的。ごく普通の一般庶民の設定でありながら、ユニークさ・ストーリーがあり、いつ見ても飽きない、温かい気持ちになれる。そうした点が、「サザエさん」の魅力だと思います。

 

《校長日誌》弓道部、東日本高校弓道大会に出場

本校の弓道部が本日と明日の埼玉県立武道館(上尾市)で開催される東日本高校弓道大会に埼玉県代表として出場します。3月16に本校体育館で弓道部の壮行会を開催しました。主将からの抱負の後、出場選手7名に対して、校長、生徒会長からの激励の言葉があり、最後に校歌を全校で斉唱しました。鳩ヶ谷高校の登場は3月19日(日)午前1155分頃、3月20日(月)は午前1042分頃になります。埼玉県立武道館に特設弓道場が設置されますでの、2階フロアーからの応援が可能です。私も激励に行こうと思っていますが、皆様の応援もよろしくお願いいたします。

「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて、始めの矢に等閑(とうかん)の心あり。」徒然草の作者、吉田兼好が弓の師匠に言われた言葉だそうです。弓の初心者は、矢を射るとき二本の矢を持ってはならない。後の矢を頼りにして、最初の矢をいい加減にしてしまう。「二本目は無い」「次は無い」と思って、練習するのが、物事の上達のコツだそうですが、人生にも通じる箴言だと思います。鳩ヶ谷高校弓道部の健闘を祈っています。

《校長日誌》第27回卒業証書授与式

 本日は、鳩ヶ谷高等学校の第27回卒業証書授与式でした。276名の卒業生が立派に旅立ちました。昨日3月10日が平成29年度入学許可候補者の発表があり、出会いと旅立ちの春を感じます。校長になって壇上から卒業生一人一人の顔を見るといろいろな出来事を思い出し、胸がいっぱいになってしまいました。今回は式辞の内容を紹介します。

 暖かさと寒さが交互に行き会いながら、校内の木々にも春の訪れが感じられてまいりました今日の佳き日に、多くの御来賓の皆様方、並びに、多数の保護者の皆様方の御臨席を賜り、「第27回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、この上ない喜びでございます。

 

 

 ただ今、卒業証書を授与いたしました276名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。 

 

 皆さんは、入学以来3年間、しっかりと高校生活を送ってきました。特にこの1年間、鳩ヶ谷高校の最上級生として、日々の授業をはじめ、体育祭、鳩高祭での圧倒的な団結力、園芸デザイン科の農業クラブや学科行事、情報処理科の検定試験や学科行事、進路実現に向けた面接練習など、さまざまな場面で真剣に、時には楽しく取り組んでいた姿が浮かんできます。

 

 

 卒業生の皆さん、本日、鳩ヶ谷高校からそれぞれの夢と希望を持って、新たな道へ歩み出していきます。皆さんが歩み出す今日の社会は、ちょうど6年前の今日、平成23年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災からの険しい復興への道のり、混沌とした国際情勢、不安定な経済状況など、課題が山積しています。このような時だからこそ、一人一人の「こころ」と「本気」が大切です。

 

 

 平成23年3月11日、想像を絶する東日本大震災の被害に私たちは言葉を失い呆然としました。被災地の報道の合間にテレビで流れていた詩を皆さんは覚えていますか。当時、CMが自粛される中で、民放でACジャパンの意見広告が繰り返し放映されていました。このような映像です。

 

 高校の友人2人と電車の中でふざけあう自分は、妊娠している女性を見かけますが見過ごしていると、この女性に席を譲る若い女性を見て、自分の不甲斐なさを強く感じます。友人と別れ、歩道橋で杖をつきながら階段を登るお年寄りをいったんは通り過ぎた自分ですが、戻ってお年寄りを手助けした自分。

 

 その30秒の映像に、埼玉県が生んだ詩人・宮澤章二さんの『行為の意味』から抜粋要約したフレーズが重なります。

 

 

 「こころ」は

 

 だれにも見えないけれど

 

 「こころづかい」は見える

 

 「思い」は

 

 見えないけれど

 

 「思いやり」は

 

 だれにでも見える

 

 その気持ちをカタチに。

 

 

 大震災に遭遇しながらも、節度を失わず、悲しみに耐え、譲り合い、助け合う被災地の皆さんの姿は、私たちに「こころ」や「思い」がこの時代に大切なことを再認識させてくれました。

 

 卒業生の皆さん、皆さんの素晴らしい「こころ」と「思い」を、しっかりと「カタチ」にしてください。

 

 

 卒業生の皆さん、皆さんは鳩ヶ谷高校の3年間でさまざまな場面で活躍をしてくれました。例えば、今年2月に情報処理科3年生のチームエレクトロの4名の諸君は、法政大学で開催されたクエストカップ2017全国大会に出場しました。全国13,000人の中高生が、実在する企業から出された答えのないミッションに探究心旺盛に応えるのがクエストエデュケーションという教育活動です。

 

 

 キミは何かに本気になったことがあるか

 

 負けられない勝負。手に入れたい大好きなもの

 

 絶対にやり遂げたい大切なこと

 

 そんなものを前にして

 

 人は、死にものぐるいになることがある

 

 成功するか、失敗するか、結果は誰にも分からない

 

 だけど、持てる力のすべてを振り絞り

 

 何とか届けと、手を伸ばす

 

 本気になれば、なんだってできる

 

 本気になれば、奇跡だって起こせる

 

 本当に望む未来に向けて歩き始めよう

 

 さあ、人間の本気を、見せようじゃないか!

 

 

 これは、大学生ボランティアが朗読してくれた大会テーマです。熱く語る大学生の言葉に、大人である私も忘れかけていた「本気」という気持ちが大きく揺さぶられました。大人になると、いくつもの困難に出会うことがあると思います。そのような時、皆さん思い出すのです。思い出がたくさん詰まったこの鳩ヶ谷高校を。そして、「本気」の炎を燃やし続けましょう。

 

 

 卒業生の皆さん

 

元気に挨拶してますか。 挨拶は自分を伸ばしてくれます。

 

他人に優しくしてますか。 他人への優しさは自分を見抜く力をくれます。

 

夢を諦めていませんか。 夢は今を楽しみ前進する原動力です。

 

志高く持ち続けてください。

 

 

 最後になりましたが、卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。皆様には、PTA会員として、本校の教育活動に対し、温かい御理解とお力添えをいただきましたことに厚く御礼申し上げます。

 

 

 卒業生の皆さんの、これからの大きな活躍を心から願いまして、式辞といたします。

《校長日誌》鳩ヶ谷高校写真部校外展始まる

 今日から明日2月26日まで(25日は午前 9時〜午後7時。26日は午後5時まで)JR川口駅前の川口リリア3階展示ギャラリーで、鳩ヶ谷高校写真部が校外展を開催しています。さっそく、見学に行ってきました。9名の写真部員の力作が展示されています。3年生の3名は最後の展示会です。パンフレットでは部長が「この日のため、1年生はきれいにプリントすること、作品で思いを伝える努力をしました。2年生は部活動内の世代交代に向けて、上級生の自覚を持ち、日々の活動を引っ張ってきました。3年生は最後の作品披露の場となります。3年間の集大成として、1枚1枚の写真に心を込めて焼き上げました。」と挨拶しています。鳩ヶ谷高校写真部は今では珍しくなった銀塩写真です。1枚1枚を学校の暗室で現像したものです。写真パネルだけでなく、各自が制作したアルバムも展示しています。是非とも高校生の豊かな感性をご覧いただければ幸いです。

《校長日誌》推薦BOOK 伊東 潤『国を蹴った男』

 歴史は勝者の記録と言われます。確かに戦いに敗れた者の記録は葬り去られてきたのは古今東西同じでしょう。でも、生きていた証を検証したり、発掘したりするのは歴史の醍醐味でもあります。

 今年のNHKの大河ドラマは柴咲コウさん主演の『おんな城主直虎』です。ここで重要な人物である戦国武将 今川義元(15191560) を落語家の春風亭昇太師匠が演じています。今川義元 は桶狭間の戦い(1560)で織田信長の奇襲にあい、討ち死にしています。今川家は嫡子の今川氏真(15381615)が継ぎますが、戦国大名としての今川氏は1568年に滅亡しています。その今川氏真を描いた歴史小説に『国を蹴った男』があります。

 作家 伊東 潤さんは、2013年にこの小説で吉川英治文学新人賞を受賞されています。「死の恐怖は常に隣り合わせだったが、その反面、生きている喜びも大きかった。そんな時代が描きたくて、私は作家になった」と言っています。

主人公は、京都にある蹴鞠(けまり)工房で職人頭をしている五助という男です。師匠の工房を継承できると思っていましたがが、訳あって継ぐことができず、駿河国(現在の静岡県)で働くことになります。五助の雇い主は今川氏真。父親は戦国大名の今川義元ですが、今川氏真は戦国の世になりながら、戦を好まず和歌と蹴鞠を好みます。子供のような素直な心根の今川氏真に自分の命もかけた五助に男気を感じます。父親の今川義元が上洛の途中に1560年に桶狭間で織田信長に討たれます。時代は、今川氏真に和歌と蹴鞠の生活を許さず、盟友であった武田信玄、徳川家康に攻められ、ついに戦国大名としての今川家は滅亡します。戦国大名としてはダメダメな人ですが、何か光るものがあります。和歌や蹴鞠の腕は一級、とにかく趣味に生きた人ですが、結果として厳しい戦国時代を生き延びます。戦国大名としては優柔不断ですが、人として大きいところがあり、不思議な魅力を感じさせてくれます。歴史小説なので創作ではありますが、切なくなったり温かくなったりする、心温まる歴史小説になっています。ご一読ください。

《校長日誌》学校評価懇話会

2月10日、学校評議員会のあと学校評価懇話会も開催されました。学校評価懇話会は、平成17年度から設置されており、 学校の教育活動に対する意見・要望 、目指す学校像、重点目標についての意見交換、評価項目、具体的方策についての意見交換、学校自己評価結果報告に基づく学校関係者による評価の実施などを目的としており、学校評議員の他に、保護者代表、・生徒代表などから構成されています。平成28年度の学校評価懇話会委員は、学校評価懇話会委員を兼務している5名の学校評議員の他に、PTA後援会代表、生徒代表など11名です。当日は8名の委員が出席しました。

学校は、管理職の他、教務部、進路指導部、生徒指導部、各学科、各学年から主任等が出席しました。校長が平成28年度学校自己評価システムシートの取組について説明した後、教頭が生徒・保護者アンケートの集計結果と分析について説明をしました。各学年主任が各学年の取組について説明後、教頭が各分掌の取組概要について説明をしました。

協議では、大きく学力向上、進路指導、生徒指導の3つの観点からの意見交換を行いました。生徒代表からは、

○ 先生方の授業のペースが速すぎたり、わかりにくい授業がある。教え方のうまくない先生は、教え方のうまい先生の授業を参考にしてほしい。先生の教え方で授業での達成感が決まると思う。

○ 「進路ノート」をもっと活用し、普段の授業や総合的な学習の時間などで活用すると、生徒ももう少し進路や勉強のことを意識すると思う。

○ 先生方には「○○ができていない」というアドバイスではなく、生徒がやる気が起きるアドバイスがほしい。

○ 2年生3学期の進路バス見学会はとても良い経験になった。もう少し早い時期に実施してくれると、生徒も進路を考えるきっかけができると思う。2年生の初めから、進路についてきっかけづくりを強力にしてもらいたい。

○ 先生方は、もっと生徒一人一人に向かい合ってもらいたいと思う。1学期だけでなく、もっと二者面談をしてほしい。生徒の中には、先生に相談したくても忙しそうにしているから遠慮している生徒もいる。

○ スカート丈はなかなか直らないので、全校集会などで徹底したらよいと思う。

○ 授業の始めにスカート点検をやるのは良いと思う。スカート点検をする反面、きちんとしている生徒もいるので、時間がもったいない。スカートの短い生徒だけを呼び出して指導してほしい。

○ 整容指導では、注意しても変わらないのであれば、生徒と保護者にしっかりと説明した方がよい。ただ怒るだけでなく、説明して理解と納得させる必要があると思う。

などの発言がありました。私たち教員がしっかりと受け止めて対応しないといけないと思いました。

 また、学校評議員や保護者からは、

○ 保護者に学校の通知文が届かないという声を聞く。学校ホームページやメールの活用など工夫があるとよい。

○ スカート丈は、自分の娘も高校生の時に注意してもなかなか直らなかったが、娘が「自分が母親になって高校生 の時に注意されていた意味がわかった」と言っていた。大変だと思うが、粘り強く指導してもらいたい。

○ 生徒の帰宅時間が遅いというアンケート結果がある。6月にも指摘したが、生徒の安心・安全の観点から、教員の多忙化解消の観点からも、部活動を含めた完全下校時間を設定する必要がある。

○ 今回のような生徒の声を聞く場を設定するとよい。生徒の声をしっかりと受け止めて改善に取り組んでほしい。

 学校評価懇話会でも、生徒・保護者・有識者から、建設的な意見を多数いただきました。特に、生徒からの「教え方のうまくない先生は、教え方のうまい先生の授業を参考にしてほしい。」という指摘は、我々教員が真摯に受け止めなければならない点です。「授業が勝負」の気概で授業に臨みたいと思います。

《校長日誌》人間の本気

昨日は、鳩ヶ谷高校の情報処理科の生徒が参加する行事が重なりました。一つは、法政大学で開催されたクエストカップ2017全国大会、もう一つはイオンレイクタウンで開催された開発商品販売会です。午前中は法政大学市ヶ谷キャンパス、午後はイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)に行き、生徒諸君を激励してきました。

クエストカップ2017全国大会は、クエストカップ実行委員会と()教育と声の探究社が主催する、実在の企業や人物を題材に、現実社会から「生きる力」を学ぶ教育活動です。6企業から出されたミッションに中学生・高校生がプレゼンテーションで応えるものです。今年度は全国約13,000人の中学生・高校生から代表78チームが法政大学に集まりました。答えのない課題に、仲間で話し合い、考え抜き、生み出した探究の成果を発信しました。会場には、法政大学を始め多くの大学ボランティアも参加し、会場は熱気に包まれていました。審査委員長の 米倉 誠一郎 一橋大学イノベーション研究センター教授の挨拶から全力疾走でした。鳩ヶ谷高校は、大和ハウス工業株式会社のミッションに、チームエレクトロ(4名)が出場し、「発電テーマパークを作ろう!」というタイトルで力強く、そしてチームワークよく発表することができました。

開発商品販売会は、埼玉県教育委員会の実践的職業教育グローバル事業に関連する取組です。専門高校等の生徒に、各専門分野における高度な知識・技術等を習得させるとともに、国外を含む学校・学科の枠を超えたチームによる商品開発等を体験させ、主体性、創造力、課題解決能力などのグローバル社会に必要な力を養います。これらの取組を通じて、明日の埼玉の産業界を担う人材育成を目指し取り組んでいるものです。今年度は、鳩ヶ谷高校の生徒は商品開発部門で参加し、「ピポリパ」というエスニック風味のピリ辛味のスナック菓子を開発しました。12月には台湾でも販売実習を行い、大好評でした。今回も午後2時には完売し、私がイオンレイクタウンに着いたときには完売後でした。他校の生徒の販売も好調で、午後3時30分の終了時には、埼玉県の高校生の充実した笑顔がイオンレイクタウンにあふれていました。

昨日、とても印象的だった言葉がありますので、紹介します。クエストカップ2017全国大会の開会式での全国大会テーマの朗読です。大学生が思いを込めて語っていましたが、午前、午後の専門高校生の活躍を見て、実感しました。私たち大人も本気を見せましょう。明日からは、埼玉県公立高等学校入学者選抜の出願が始まります。受験生へのエールも込めて紹介します。

 

「人間の本気」(クエストカップ2017全国大会テーマ)

キミは何かに本気になったことがあるか

負けられない勝負。手に入れたい大好きなもの

絶対にやり遂げたい大切なこと

そんなものを前にして

人は、死にものぐるいなることがある

成功するか、失敗するか、結果は誰にも分からない

だけど、持てる力のすべてを振り絞り

何とか届けと、手を伸ばす

本気になれば、なんだってできる

本気になれば、奇跡だって起こせる

本当に望む未来に向けて歩き始めよう

さあ、人間の本気を、見せようじゃないか!

《校長日誌》平成28年度第2回学校評議員会

 210日、第2回学校評議員会、学校評価懇話会が開催されました。2回にわたって、学校評議員会、学校評価懇話会の内容について報告します。第1回は、学校評議員について報告します。
 学校評議員会は、平成14年度から設置されており
、「学校評議員は、校長の求めに応じて、意見等を述べることができる。」と規定しており、「校長は、学校評議員の意見等を学校運営に生かすものとする」と規定されています(埼玉県立学校評議員設置要項第4条)。学校評議員には、「教育に関する理解や識見を有することを条件とし、保護者や学識経験者、地域や産業界等で活躍している人など、幅広い分野から人選し」(「埼玉県立学校学校評議員設置要項」運営上の留意事項について)と規定されています。平成28年度の鳩ヶ谷高等学校の学校評議員は5名の方に委嘱しています。今回は4名の方にご出席いただきました。
 学校評議員会では、次のような意見を頂戴しました。

○ 自学自習ができる個別動画コンテンツがあるのには驚いたが、時代にマッチしている。平成29年度から新1年生全員、新2・3年生の希望者に導入する「スタディサプリ」を授業と連動させると効果があるのではないか。

○ 自分の子供が在籍していた頃よりも、学校自己評価システムシートの方向性が明確になっている。生徒アンケートの数値が低下したのは慣れがあると思う。自分の子供の経験からすると、できるだけ早期に目標を持たせることは大切だ。目標を持てば授業態度も変わってくると思う。

○ 進路指導体制のフレームづくりが大切だ。平成29年度からの取組を考えると、従来の取組にしばられない柔軟な進路指導体制づくりが不可欠だ。進路多様校で進学・就職の両方に対応するので大変だと思う。進学指導は、最近増えている再任用教員の経験なども活用して、早期に新体制を構築してもらいたい。

○ 保護者の立場からすると、整容指導は強く求められている。自信を持って取り組んでもらいたい。最初の1年は大変かもしれないが、3年後には大きく変わっているはずだ。

○ 学力向上、進路指導、生徒指導など全てリンクしていると思うので、一つ変わると他も変わってくると思う。

 校長として、「ご意見を真摯に受け止め、すぐにできること、少し時間をいただくことなどあると思いますが、組織的に取り組んでまいります。」と回答しました。次回は、学校評価懇話会の内容について報告します。


《校長日誌》『推薦B00KS』

 鳩ヶ谷高校図書館のコーナーで紹介しています平成28年度版『推薦BOOKS』が完成しました。鳩ヶ谷高校の教員のお薦め本紹介が載っている冊子です。鳩ヶ谷高校図書委員会が、館報『図書』と隔年で発行しています。今回は、私が掲載した内容を紹介します。以前ここでもご紹介した加藤陽子東大教授の『戦争まで―歴史を決めた交渉と日本の失敗―』(2016年 朝日出版社)を紹介しました。

 この本は、人間関係に悩んでいる人に是非とも読んでもらいたい一冊です。私は地歴公民科(専門は日本史)の教員ですが、歴史上の国々の交渉は、人間関係と重なるという思いも伝えたくて授業をやっていました。

 平成28(2016)年は、歴史教科書に掲載されるような出来事がありました。70年ぶりに選挙権年齢が変更され、20歳以上から18歳以上に引き下げられました。また、国は、民法の成人年齢を現行の20歳から18歳に引き下げるための改正案を検討しています。改正案が成立した場合、施行までに3年間の周知期間を想定していますが、明治9(1876)年に満20歳になった成人の定義が変わります。このように、大きな転換期に私たちは生きています。

 今回紹介する本は、加藤 陽子 東京大学教授が7年前に出した評判を呼んだ『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(2010年)の続編をなす著作です。前作では、17人の中高生を相手に日清戦争から太平洋戦争までを語った講義録で、ポイントを衝いた加藤教授の解説と中高生の生き生きした反応で、日本が戦争にのめりこんでいく過程が実にわかりやすく書かれています。今回は、28人の中高生に対して問いかけながら、昭和という時代になぜ戦争に至ったのかを考える中で、歴史を知ることの意味を伝えています。193040年代の世界的な危機の時代の日本の運命を決めた3つの外交交渉として、満州事変(1931年)をめぐるリットン調査団の報告書(1933年)、日独伊三国軍事同盟の締結(1940年)、そして日米開戦の直前まで続けられた日米交渉(1941年)の選択を検証しています。

加藤教授は、中高生に、講義の目的を「交渉事にぶちあたったとき、なにか、よりよき選択ができるように」するためのシミュレーションだと伝えています。この講義をしたことの背後には、今の日本と世界に対する危機感が流れています。「治安悪化やテロの温床となるという恐怖心から、難民への敵意をむきだしにした排外主義的な示威運動なども起きています。(中略)このような恐れの感情、そして、愛する人が殺害されるのを見殺しにていいのかといった、強い感情が出てくる瞬間が、日本においても将来、きっとある。そのような事態が起きたとき、私たち人間が選択を誤らないために、恐怖にかられた人類というものが、どう振る舞ってきたか、それを知っておくのは重要です」と語っています。

人が「嫌な奴」とみなす相手に過剰に反応するきっかけは、被害者意識、相手が信用できない、不安や恐怖といったものが多いです。その感情が憎悪に転換した時、人は過剰に攻撃的になったり暴力的になったりします。

 自分自身、日本が戦争に向かった歴史を知っていたつもりでしたが、そこに至る道を改めて学ぶ中で、知らなかったことの多さに気づかされました。「歴史のお勉強」がより良き人間関係を選択するために「役立つ」と実感できる一冊です。

 

《校長日誌》2020年、あなたは何をしているでしょう

 今日は二十四節気では大寒です。2月4日の立春まで一年で一番寒いといわれる時期です。昨日は、鳩ヶ谷高校では情報処理科のクエストエデュケーションプログラム発表会がありました。クエストエデュケーションは、(株)教育の探究社が行っている教育プログラムです。商業系の専門学科である情報処理科の「総合実践」の授業で、3年生が実在する6企業からのミッション(課題)に対して、18グループにわかれて情報収集して企画をし、プレゼンテーションを2週間にわたって行いました。3年間で大きく成長した生徒の姿を見て、心強く感じました。
 平成28年に
大手広告会社博報堂が制作したCMに「ライバルは、1964年」という作品があります。日本で初めてのオリンピックが開催された1964年と今を比べると、現代の日本に足りないものが見えてくるかも知れません。当時を力強く生きた人々の、活力と豊かさあふれる姿。その姿を昭和を代表する俳優でありコメディアンである 植木 等(1926~2007)の写真をメインビジュアルに、現代の私たちと比較することで、二度目の東京オリンピックが開催される2020年に向けたポジティブなモチベーションと活力を高めることを目指したCMです。ナレーションと音楽は、さまざまな分野で活躍し、幅広い世代から支持されている星野源さんが担当です。60秒のCMでは、次の内容がナレーションとテロップに流れます。

 

 あの頃の日本人に笑顔で負けるな。

 見る夢の大きさで負けるな。

 人を思いやる気持ちで負けるな。

 暮らしの豊かさだけでなく、

 こころの豊かさでも、ぜったい負けるな。

 ライバルは、1964年

 2020年に向け、日本を考えよう。


2020年、あなたは何をしているでしょう?

《校長日誌》「思い込み」と「がりべん」

 平成29年が本格的に始まりました。今日は第3学期始業式でした。始業式では、新年の挨拶、弓道部の全国大会ベスト16のがんばりを紹介した後、「思い込み」と「がりべん」について話しました。

 今日は「思い込み」と「がりべん」についてお話しします。

「思い込み」とは、深く信じこむことです。思い込みをする人は、ある考え方に執着し、自分が正しいことを言うために、常識・前例・先入観・固定観念などを根拠にすることがあります。自分が信じていることははたして正しいのでしょうか?

さて、皆さんは友達に「勉強している?」と聞かれると、ほとんどの人が「していない」と言うのではないでしょうか。これは、先生方も同じだったと思います。でも、何か変ではないですか。学校は学び合う場ですが、「勉強をしていない」という自己否定的な場と矛盾していますよね。「勉強」という言葉がくせものです。

皆さん、「がりべん」を文字で思い浮かべてください。「がり」が片仮名か平仮名で、「べん」が勉強の「勉」の人が多いと思います。ガリガリと鉛筆の音をたてるようにひたすら勉強をする人をあざけるように使われ、今では勉強することへの批判のように大人も子供も使ってしまっています。とても、ネガティブな表現ですよね。

本来、人間はわかることは楽しいはずです。なぜ、ここまで、学習することに対してネガティブになっているのでしょう。実は、大きな誤解があるのです。

私は、かつて「明治と昭和の勉強」をテーマに授業をするために、いろいろな資料を集めたことがあります。竹内 洋 京都大学名誉教授の資料が参考になりました。「がりべん」は明治時代からあった言葉です。100年前の人たちは、勉強は世のため、人のためにするものであり、自分の利益のためにするものではないというポジティブな考え方でした。100年前でも「がりべん」は批判されていました。漢字で書くとわかりやすい。「我利勉」。つまり、「自分の利益のためにだけに勉強すること」です。自己中心的な勉強をする人のことです。現在でも、自己中心的な人は批判されますよね。

それが今から50年位前の昭和中期に片仮名の「ガリ勉」となり、今では勉強する人をさげすむようなネガティブな表現になってしまいました。本来、人間はわかることは楽しいはずです。なぜ、ここまで、学習することに対してネガティブになっているのでしょう。世界200近い国や地域の中で、勉強すること、つまり学習することが格好悪い、恥ずかしいと思い込んでいる国は日本だけです。なぜ日本人は「勉強」という言葉を煙たがるのでしょうか。謙虚さを美徳とする日本人の価値観の影響があるのかもしれません。「勉強」は江戸時代からあった言葉ですが、努力するという意味でした。明治時代になって学習の意味が加わります。努力しなければならない「勉強」は、苦しくて、つらくて、大変だと思い込んでいるのです。でも学習することは本来楽しいことなのです。
 自分自身の思い込みをもう一度見直しながら、今年一年、充実した年にしましょう。

《校長日誌》充実しているとアッという間に時は過ぎる

 冬休みに入り、鳩ヶ谷高校では運動部、文化部がそれぞれ活発に活動していました。

 今日は、鳩ヶ谷高校の吹奏楽部の第9回定期演奏会を蕨市民会館で開催しました。たくさんの皆様に御来場いただき、ありがとうございました。部員一人一人が、皆様への感謝の気持ちを抱きつつ、日頃の成果を発揮して見事なハーモニーを醸しだしてくれたと思います。

 また、鳩ヶ谷高校弓道部の全国大会出場メンバーが校長室に大会報告に来てくれました。1223日から1225日まで第35回全国高等学校選抜弓道大会が愛知県名古屋市の日本ガイシホールで開催され、鳩ヶ谷高校が女子団体に出場したメンバーです。弓道部の全国大会出場は開校以来初めてです。女子団体では持ち前の集中力を発揮して予選を勝ち抜き、全国ベスト16に残りました。昨日行われた団体決勝では1回戦で敗退してしましましたが、大健闘でした。出場メンバーに今年を振り返ってもらうと「アッという間に一年間が過ぎてしまった」と言っていました。顧問の先生への感謝の念と、自分自身に対する充実感が感じられました。

 年の瀬です。大人になると、バタバタしているうちにアッあっという間に時が過ぎてしまうと感じますが、ひたむきに取り組んでいる高校生の姿からは、本当に元気をもらいます。教員になってよかったなあと感じる一時でした。

《校長日誌》Open your heart to everyone. -心を開こう、誰にでも-

 今日は、平成28年度第2学期終業式でした。弓道部が明日から名古屋市で開催される全国高等学校選抜弓道大会に出場するために今朝出発しましたので、全員で終業式を迎えることはできませんでしたが、健闘を祈っています。今日の終業式では「心を開こう、誰にでも」というテーマで話しましたので、紹介します


 皆さんは、フランケンシュタインを知っていますか。1818
年に英国人女性作家メアリー・シェリー(17971851)が、小説の中で創作した人造人間がフランケンシュタインです。優れた体力・知力と人間の心を持ち合わせていましたが、風貌が醜いものとなり、人造人間フランケンシュタインは人々から怪物として恐れられます。

 今日は、現在テレビで放映されている米国のコンピュータ会社AppleのCM「心を開こう、誰にでも」についてお話しします。このCMは、街の人々に受け入れられたいフランケンシュタインのちょっと奇妙だけど、心温まるストーリーになっています。

 人里離れた山奥に1人寂しく住んでいるフランケンシュタインは、ある晩、部屋でオルゴールの曲をかけながら、それをiPhoneに録音します。録音したクリスマスソングを暖炉の前で一生懸命練習します。翌日、朝に出発しますが、日も落ちて暗くなった頃、ようやくフランケンシュタインは人々が集まる街の広場に到着します。大きなクリスマスツリーの前に立ったフランケンシュタインは、録音してきた音楽を流しながら歌いますが、大人は不可解な眼で見つめます。しかし、5歳ぐらいの一人の女の子が一緒に歌い始め、フランケンシュタインもそれに合わせます。すると、その様子を見ていた街の人達も徐々に歌い始め、フランケンシュタインの目には涙が浮かぶという内容です。

 画面には英語版は“Open your heart to everyone.” 日本語版だと“ 心を開こう、誰にでも” というクレジットが流れます。Appleの公式Youtubeで見てみてください。
 このCMにはもっと深い意味が込められているそうです。それは「Unity=結束、団結」です。確かに今年は世界中で人々がいがみ合う事件が多い年でした。なくならないテロ、宗教対立、民族対立など、人々の絆を分断する大きな出来事がたくさんありました。フランケンシュタインは自分を恐れたり、嫌ったりしている人に受け入れられるために、荒っぽい方法は選びませんでした。小さな女の子はフランケンシュタインが困っていた時に優しく接しました。最後には街の人達が一緒になって歌うハッピーエンドでした。Appleは、こういった壊れた絆を修復して、みんなで結束しようというメッセージをこのCMに込めているそうです。

鳩高生の皆さん。

元気に挨拶していますか。

他人に優しくしていますか。

夢を諦めていませんか。

来年が、皆さん一人一人にとって、鳩ヶ谷高校にとって、絆が深まる年になることを祈っています。元気に全員で1月10日の始業式を迎えましょう。

 

《校長日誌》海外連携商品開発in台湾

 1214日から本日まで、埼玉県の県立高校専門学科の生徒12人(川越総合高校、川越工業高校、鳩ヶ谷高校、鴻巣女子高校)と引率職員7名が台湾に派遣されています。これは、埼玉県教育委員会の実践的職業教育グローバル事業の一環です。この事業は、専門高校等の生徒に、各専門分野における高度な知識・技術等を習得させるとともに、国外を含む学校・学科の枠を超えたチームによる商品開発等を体験させ、主体性、創造力、課題解決能力などのグローバル社会に必要な力を養いうもので、これらの取組を通じて、明日の埼玉の産業界を担う人材を育成することを狙いとしています。
 鳩ヶ谷高校の生徒7名は、3年生の「課題研究」の授業で、台湾で販売する食品を研究開発し、そのうちの代表3名が台湾に派遣されました。
1216日には他校の生徒と一緒に台湾台北のショッピングセンターで開発商品販売会も行いました。また、1215日には台湾の松山高級工農職業学校の生徒との交流会も行い、様々な体験をしてきました。
 台湾での販売商品は、来年2月には埼玉県内でも限定販売予定ですので、また改めでご紹介します。今後の活躍が楽しみです。

《校長日誌》『戦争まで-歴史を決めた交渉と日本の失敗-』

 今日は、日米開戦となった真珠湾攻撃から75年目の日です。新聞各紙では、日米の和解や非戦を誓う言葉がいろいろと報道されています。今年8月、加藤陽子東京大学文学部教授の『戦争まで―歴史を決めた交渉と日本の失敗―』(朝日出版社 2016年)が発行され話題となっています。28名の中高生を対象にした歴史講義がもとになっています。

 日米開戦の前に、世界が当時の日本に「どちらを選ぶか」と真剣に問いかけてきた交渉事は三度ありました。第一は、満州事変に対して当時の国際連盟によって派遣された調査団が作成したリットン報告書をめぐっての交渉と日本の選択です(1932)。第二は、ヨーロッパでの戦争と太平洋での日米対立を結びつけることになった日独伊三国軍事同盟締結についてです(1940年)。第三は、1941年4月から日米開戦直前の194111月までに日本と米国の間で交渉がなされた日米交渉です(1941年)。

加藤教授は「この講義の目的は、みなさんの現在の日々の生活においても、将来的に大人になって社会人になった後においても、交渉事にぶちあたったとき、なにか、よりよき選択ができるように、相手方の主張、それに対する自らの主張を、掛け値なしにやりとりができるように、究極の問題例を挙げつつ、シミュレーションしようとしたことにあります」と述べています。

 当時の日本がなぜより良き道を選べなかったのかを、じっくりと考えることができる一冊です。

《校長日誌》誰にも穏やかな居場所を~読売新聞埼玉版コラムより~

 12月4日付けの読売新聞埼玉版のコラム「支局から」で、徳毛貴文さいたま支局長がコラムを書いていたので紹介します。


 公開中の映画「この世界の片隅に」(こうの史代原作、片渕須直監督)が話題です。舞台は戦時中の広島・呉。見知らぬ土地に嫁いだ主人公・すずは野草で料理を作るなど、物資が減る中で工夫を重ね、1日1日をひたむきに生きます。しかし、すずは空襲で「かけがいのないもの」を失ってしまいます。「ここにいていいのか」と悩むすず。戦争は日常を懸命に生きる人からささやかな居場所すら奪っていくのです。これは過去の物語でしょうか。戦争を「いじめ」「生活苦」「虐待」などに置き換えたらどうでしょう。「いつも時代の誰にも、ふつうの暮らしと穏やかな居場所があってほしい」。映画には、こんな願いが込められているように思います。

 東松山市の河川敷で、井上翼さん(当時16歳)を死なせたとして少年5人が起訴されたり少年院に送られたりした事件で、県教育委員会などの検証委員会が中間報告をまとめました(1130日埼玉版)。そこには、5人が様々な事情で「居場所」を失った様子がうかがえます。

 ある少年は、家庭環境の問題に加えて病気も抱え、人間関係の作り方が身につかないまま高校を中退してしまいました。別の少年は安心して生活できる場所がなく、似た環境の非行少年と外泊を重ねて学校の指導が届かない状態でした。

 子供たちを被害者や加害者にしないため、何ができるのか。ささやかな居場所をどうしたら作れるのか。報告書は私たち大人に、重く問いかけています。


 この文章を、本来、教育のプロであるべき私たち教員はどのように受け止めるべきでしょうか。今回の東松山市の事件について、徳毛支局長が指摘するような問題意識を持って、中間報告の記事を読んでいるでしょうか。

 鳩ヶ谷高校にも多様な生徒が実際に在籍しています。家庭的に恵まれている者もいれば、恵まれていない者もいます。同級生と楽しく高校生活を送っている者もいれば、同級生との距離感を保てずに悩んでいる者もいます。私たち教員一人一人がリアリティを持って、生徒一人一人の変化に気づき、しっかりと居場所があるように見守ってあげましょう。そのためには、私たち教員が常に情報を共有できる職場環境づくりが大切です。