校長日誌

《校長日誌》海外連携商品開発in台湾

 1214日から本日まで、埼玉県の県立高校専門学科の生徒12人(川越総合高校、川越工業高校、鳩ヶ谷高校、鴻巣女子高校)と引率職員7名が台湾に派遣されています。これは、埼玉県教育委員会の実践的職業教育グローバル事業の一環です。この事業は、専門高校等の生徒に、各専門分野における高度な知識・技術等を習得させるとともに、国外を含む学校・学科の枠を超えたチームによる商品開発等を体験させ、主体性、創造力、課題解決能力などのグローバル社会に必要な力を養いうもので、これらの取組を通じて、明日の埼玉の産業界を担う人材を育成することを狙いとしています。
 鳩ヶ谷高校の生徒7名は、3年生の「課題研究」の授業で、台湾で販売する食品を研究開発し、そのうちの代表3名が台湾に派遣されました。
1216日には他校の生徒と一緒に台湾台北のショッピングセンターで開発商品販売会も行いました。また、1215日には台湾の松山高級工農職業学校の生徒との交流会も行い、様々な体験をしてきました。
 台湾での販売商品は、来年2月には埼玉県内でも限定販売予定ですので、また改めでご紹介します。今後の活躍が楽しみです。

《校長日誌》『戦争まで-歴史を決めた交渉と日本の失敗-』

 今日は、日米開戦となった真珠湾攻撃から75年目の日です。新聞各紙では、日米の和解や非戦を誓う言葉がいろいろと報道されています。今年8月、加藤陽子東京大学文学部教授の『戦争まで―歴史を決めた交渉と日本の失敗―』(朝日出版社 2016年)が発行され話題となっています。28名の中高生を対象にした歴史講義がもとになっています。

 日米開戦の前に、世界が当時の日本に「どちらを選ぶか」と真剣に問いかけてきた交渉事は三度ありました。第一は、満州事変に対して当時の国際連盟によって派遣された調査団が作成したリットン報告書をめぐっての交渉と日本の選択です(1932)。第二は、ヨーロッパでの戦争と太平洋での日米対立を結びつけることになった日独伊三国軍事同盟締結についてです(1940年)。第三は、1941年4月から日米開戦直前の194111月までに日本と米国の間で交渉がなされた日米交渉です(1941年)。

加藤教授は「この講義の目的は、みなさんの現在の日々の生活においても、将来的に大人になって社会人になった後においても、交渉事にぶちあたったとき、なにか、よりよき選択ができるように、相手方の主張、それに対する自らの主張を、掛け値なしにやりとりができるように、究極の問題例を挙げつつ、シミュレーションしようとしたことにあります」と述べています。

 当時の日本がなぜより良き道を選べなかったのかを、じっくりと考えることができる一冊です。

《校長日誌》誰にも穏やかな居場所を~読売新聞埼玉版コラムより~

 12月4日付けの読売新聞埼玉版のコラム「支局から」で、徳毛貴文さいたま支局長がコラムを書いていたので紹介します。


 公開中の映画「この世界の片隅に」(こうの史代原作、片渕須直監督)が話題です。舞台は戦時中の広島・呉。見知らぬ土地に嫁いだ主人公・すずは野草で料理を作るなど、物資が減る中で工夫を重ね、1日1日をひたむきに生きます。しかし、すずは空襲で「かけがいのないもの」を失ってしまいます。「ここにいていいのか」と悩むすず。戦争は日常を懸命に生きる人からささやかな居場所すら奪っていくのです。これは過去の物語でしょうか。戦争を「いじめ」「生活苦」「虐待」などに置き換えたらどうでしょう。「いつも時代の誰にも、ふつうの暮らしと穏やかな居場所があってほしい」。映画には、こんな願いが込められているように思います。

 東松山市の河川敷で、井上翼さん(当時16歳)を死なせたとして少年5人が起訴されたり少年院に送られたりした事件で、県教育委員会などの検証委員会が中間報告をまとめました(1130日埼玉版)。そこには、5人が様々な事情で「居場所」を失った様子がうかがえます。

 ある少年は、家庭環境の問題に加えて病気も抱え、人間関係の作り方が身につかないまま高校を中退してしまいました。別の少年は安心して生活できる場所がなく、似た環境の非行少年と外泊を重ねて学校の指導が届かない状態でした。

 子供たちを被害者や加害者にしないため、何ができるのか。ささやかな居場所をどうしたら作れるのか。報告書は私たち大人に、重く問いかけています。


 この文章を、本来、教育のプロであるべき私たち教員はどのように受け止めるべきでしょうか。今回の東松山市の事件について、徳毛支局長が指摘するような問題意識を持って、中間報告の記事を読んでいるでしょうか。

 鳩ヶ谷高校にも多様な生徒が実際に在籍しています。家庭的に恵まれている者もいれば、恵まれていない者もいます。同級生と楽しく高校生活を送っている者もいれば、同級生との距離感を保てずに悩んでいる者もいます。私たち教員一人一人がリアリティを持って、生徒一人一人の変化に気づき、しっかりと居場所があるように見守ってあげましょう。そのためには、私たち教員が常に情報を共有できる職場環境づくりが大切です。

《校長日誌》奇跡の気仙小学校

 12月1日(木)午後、総合的な学習の時間で防災教育を行いました。最初に7月に実施した被災地ボランティアの参加者の発表がありました。生徒一人一人には『被災地ボランティア報告集』が配付され、現地での活動の様子を写した画像をもとに、報告をしてくれました。その後、講演会を行いました。

 今年度の講師は、菅野 祥一郎 先生です。菅野先生は、長年、岩手県で小学校の先生をされ、平成23年3月、岩手県陸前高田市立気仙小学校の校長先生で退職されました。ちょうど、在職中の最後の月が、平成23年3月11日の東日本大震災に遭遇されています。「3.11に何が起こったのか」というテーマでお話をいただきました。

 陸前高田市には奇跡の一本松があります。陸前高田市立気仙小学校は、当時92人の全校児童全員が無事に避難できたそうです。奇跡なのか・・・ということから話が始りました。当日、菅野先生は学校から離れていたそうですが、地震に遭遇し、まずは学校へ戻らなければと自動車を走らせたそうです。しかし、学校に向かう橋の入口で消防団の方(PTA副会長)が非常災害のための通行止めをしていたそうです。普段なら5分で学校に戻れるところを、30分もかかってしまったそうです。学校には、児童92名の他、教職員、地域の方も校庭に避難していました。菅野先生は自動車を運転していたので、津波が来ることをラジオで把握しており、学校に到着後、直ちに全員裏山に避難することを指示しました。裏山に避難直後、学校を大津波が襲い、校舎も体育館も失われたそうです。間一髪だったそうです。生死を分けたのは、何よりも早い判断、率先避難だったとお話しされました。平時に作成するマニュアルに縛られ過ぎると、有事の際には的確な判断ができなくなってしまいます。「津波でんでこ」の判断が大切だということです。気仙小学校の奇跡は、決断と判断をできる人がいて、指示を教職員と地域の方が速やかに従ったことだと実感しました。便利さに頼ろうとする社会は災害に弱い。気づき、考え、行動すること大切さが大切だということ、命の大切さを訴えられました。また、教育者として、成長の礎は、素直な心、豊かな心が必要であり、「フォンより本だ」と訴えられました。スマートフォンよりも本をしっかりと読むことも強調されました。我々教員にも大変参考になりました。
 東日本大震災から5年8カ月が過ぎましたが、改めてお見舞い申し上げます。菅野 祥一郎 先生にも改めて感謝申し上げます。

《校長日誌》これは納得!主権者教育

 昨日は、川口市選挙管理委員会の4名の皆様の御協力をいただき、3学年の「総合的な学習の時間」で主権者教育を行いました。選挙権については6月の全校集会の校長講話でも具体的に話をしました。

 従前の公職選挙法において満20歳以上の者が選挙権を有するとされていましたが、平成27年6月、選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」へ引き下げる改正公職選挙法が国会で可決成立し、選挙権を有する年齢が引き下げられたのです。それまでの「選挙権年齢は20歳以上」というのは、昭和20年に定められたものなので、今回は70年ぶりの大改正となります。現在、191の国や地域のうち、18歳までに選挙権を付与している国はおよそ90%にものぼるので、世界の趨勢に則した改正といえます。この改正により、およそ240万人の18歳、19歳の人が有権者となりましたが、それは全有権者のおよそ2%にあたります。7月の参議院議員選挙では、鳩ヶ谷高校の生徒でも選挙権を得て投票した生徒もいたと思いますが、まだ18歳になっていなかった者は、投票したことがありません。そこで、今回の主権者教育を企画しました。

 川口市選挙管理委員会の方が、まず、川口市の状況についてパワーポイントを活用して解説していただきました。そして、選挙で実際に使用する投票箱、記載ブース、投票券発券装置などを使用し、「新川口市長選挙公報」と整理券が配付されました、いよいよ、群馬一郎候補、とちぎ花子候補、埼玉太郎候補の3者による選挙戦に突入しました。本校の教員が候補者になり、生徒一人一人に熱く自分の政策を語り、投票を呼びかけました。実際さながらの選挙戦では、3年生の投票の結果、とちぎ花子候補が見事当選しました。とても記憶に残る主権者教育でした。

 「聞いたことは、忘れる。見たことは、覚える。やったことは、わかる。」と言葉がありますが、3年生一人一人が選挙の大切さを「わかった」と思います。川口市選挙管理委員会の皆様に改めて感謝いたします。

《校長日誌》故郷2016 ♪私の心の中の地図♪


 今日、女子バスケットボール部の新人大会公式戦があったので、応援に行きました。鳩ヶ谷高校は残念ながら試合は敗れてしまいましたが、あきらめずに懸命にボールを追い求める生徒の姿を見て、大和ハウス工業のCM「故郷2016」と重なってしまいました。

 CMは、都会から離れた土地で生まれ育った高校生たちの日常を描いています。「神様はなぜ僕らをここに閉じこめたのか…」という高校球児のナレーションから始まります。メインとなるのは弱小野球部に所属する高校球児、何にも興味が持てず、ただ時間をやり過ごす女子高生、そして、ラッパーに憧れ、下手くそなラップを田舎町に響かせるラッパー男子。女子高生は「目に映る全てが嫌いで…」とつぶやきます。ラッパー男子は「この町の奴らは苦労がねえな。一言言わせろ クソッタレ!」と叫びます。そして、高校球児は「…それ以上に、自分が嫌いで…」とつぶやきます。練習帰りに、野球部の仲間が「どうせ予選落ちだよ。つまんねえ」と言うと、大声で叫びながら走り出す高校球児。夜に大声で叫びながら自転車で全力で走る女子高生。鉄橋の下で大声で叫ぶラッパー男子。その叫び声は、いつしか笑い声に変わっていきます。笑うことしかできない高校生の世代の若者がエネルギーを持て余す表情を追う内容ですが、最後に「逃げ出したかった場所こそが、僕の「楽園」であった。」というテロップ。自ら人生の「楽園」であると知るのはずっと後のことです。誰にでもある青春の日々と望郷をユーミンの新曲「私の心の中の地図」の歌にのせて描いています。

 今日のバスケットの試合で、仲間を信じてひたむきにプレーしている高校生の姿はすがすがしかったです。北海道や三重県、長崎県などの高校長と話をする機会があり、「高校生と地元の活性化」がマイブームになっていたのでCMと一層重なってしまいました。高校生の頃、故郷が退屈で窮屈でつまらなく映るときが確かにあります。高校教育では、「グローバル人材の育成」が叫ばれていますが、私は「地域を活性化させる人材の育成」も重要なことだと思います。先日、北海道に在住している学生時代の友人と25年ぶりに会いました。時間が過ぎても消えることのない思い出は、価値ある時だったことに改めて気づかされました。

 大和ハウス工業の総合宣伝部は、「青春の日々には『家』があり、家族との暮らしがあり、『家』が温かい場所であるからこそ、そこから飛び出したい気持ちも芽生えます。そして、同じ気持ちをもつ友がいて、誰にも青春があり、誰にも『家』があるという情景を、『私の心の中の地図』の楽曲に乗せて制作しました」とコメントしています。

《校長日誌》中等教育の再生~『異論のススメ』から思ったこと~

 佐伯 啓思 京都大学名誉教授は、『異論のススメ』(平成2811月3日『朝日新聞』朝刊)で中等教育の再生は「脱ゆとり」で解決するのかについて論じていました。「今日の中等教育はあまりにも問題を含みすぎており、どこから手を付ければよいのか、途方に暮れるといった状態にある。…一般化はできないが、とりわけ公立中学校の教師の負担は、教職という職種からすると想像を絶するような忙しさである。週に25時間の授業をしつつ、それぞれの業務のほかに、部活、会議、素行不良生徒等への対応等が続き、帰宅は深夜近くになる、などという話はよく耳にする。…日本では、土曜、日曜も部活のために出なければならない。部活にとられる時間とエネルギーは相当なもので、部外者からすれば、いったいどうして部活のウェートがかくも大きいのか不思議なのだが、おかげで教師も生徒もほとんど休日がなくなっている。OECDの調査によると、加盟国の週平均勤務時間が約38時間で、日本は54時間にもなっている。多い教師はこれをはるかに超えるだろう。」と述べています。

また、「本当に深刻なのは、学力的にいえば「中」から「下」にかけた生徒の中等教育だと思う。おそらく日本に置いては学力レベルでトップクラスの子供たちは世界水準でもトップレベルであろう。彼らは多くの機会にめぐまれその多くは充実した学校生活を送っているかもしれない。しかし、平均から下にかけては、学校自体が面白くなくなってしまう。しかも、いじめや校内暴力、不登校の場合、子供からすれば、家庭がうまくいかず居場所がなくなっているケースが多い。これは、学校だけではなく社会問題でもあるのだ。」と指摘しています。

現在の高校生の現状と課題を分析すると大きく3つの論点あります。1点目は、学力の課題です。OECD生徒の学習到達度調査(PISA)において、2012年の調査では日本の高校生は、読解力、科学的リテラシーの2分野において読解力、科学的リテラシーにおいて1位となり、トップレベルを回復しましたが、学習への動機付けや社会との関連、自己肯定感の低さが課題になっています。よく考えてみると、2012年のPISA調査は、いわゆる「ゆとり教育」を受けた世代が調査対象であり、「ゆとり教育」が否定される根拠にはならないと思います。

2点目は、保護者の経済状況の激変です。現在の日本では、深刻な社会問題のひとつが「子どもの貧困」と呼ばれる問題です。経済的貧困が直接・間接の原因となり、子供たちの可能性が奪われています。日本の実質所得は、1990年代末にピークを迎えた後には下落を続け、現在は30年前の水準に戻っています。一方で、相対的貧困率は着実に伸び続け、現在一人あたりの等価可処分所得(家計所得を家計人数の平方根で割ったもの)が110万円以下の貧困家庭は16%となっています。特に貧困率が深刻なのは母子家庭で、2/3の母子家庭では世帯収入が300万円以下です。ここ15年で子供たちをめぐる経済環境が大きく変化しています。

3点目は、高校生の学校外における学習の時間の変化です。平成17年度に国立教育政策研究所が、全国の高校生15万人を抽出調査しました。土日を除く平日に全く勉強していない生徒は39%でした。その一方で、高校生の学校外の平均学習時間については、1990年、2001年、2015年の比較では、中上位層では、114(1990)99(2001)119(2015)と大幅な改善傾向が見られますが、下位層では、49(1990)38(2001)45(2015)と低い水準で推移しています。その一方で、高校生の携帯電話・スマートフォンの1日あたりの平均使用時間(2015年調査)は、男子高校生が3.8時間、女子高校生が5.5時間と1日の時間を大きく圧迫しています。

ここ7~8年の中学生向けの学習塾では、一斉授業的な指導方法の従来型ではなく、個別指導型や最大6人という少人数指導型の学習塾が増えてきています。これは中学生の学力幅が多様となり、一斉授業に耐えられない生徒が増えてきているという中学生の変化を踏まえ、ニーズに対応する学習塾の経営姿勢が背景にあります。

 佐伯名誉教授は、「フィンランド方式とは、一種のゆとり教育であり、平均以下の子供の底上げを狙って個々の子供に合わせた学習を採用するものであった。」と述べています。保護者の経済格差によって子供たちの将来が狭まらないように、また、教員の業務を増やさずに、私たちが日々接している多様な学力の生徒一人一人に対応できる学習指導の方策がないか研究をしています。

《校長日誌》第26回埼玉県産業教育フェア

 今日は、大宮ソニックで開催されている第26回埼玉県産業教育フェアに来ています。埼玉県産業教育フェアは、専門高校の生徒による学習成果の発表等の活動をとおして、生徒の技術力、創造性や課題解決能力、コミュニケーション能力等の向上を図るとともに、広く産業教育の魅力と役割を紹介し、県民の皆様の関心と理解を高めることを目的に毎年開催されています。
 今日は鳩ヶ谷高校情報処理科3年の生徒7名が、県教育委員会の取組の一つである実践的職業教育グルーバル事業「商品開発力交流分野」中間発表会でプレゼンテーションをします。本校の他3校で共同開発した商品の中間発表です。12月には台湾に4校(本校の他、川越総合高校・鴻巣女子高校・川越工業高校)の代表生徒が派遣され、商品販売や現地の高校生と交流します。
 明日は、園芸デザイン科の生徒が、10時から13時まで造花を使った花カンムリの体験コーナーを担当します。
 秋晴れの土日、大宮ソニックに是非お越しください。

《校長日誌》これからの総合的な学習の時間

 鳩ヶ谷高校は、普通科・園芸デザイン科・情報処理科の3学科併置の総合制高校です。高校の場合、普通科と専門学科は、専門学科では普通科目の他に専門科目を多く学習するため、普通科目の学習時間が普通科に比べると少なくなります。また、専門学科では「総合的な学習の時間」を課題研究で対応している学校が多い状況です。鳩ヶ谷高校では、3学科併置の特色をいかすために平成24年度から「総合的な学習の時間」を学年統一の内容で実施しています。文部科学省の中央教育審議会で検討されている次期学習指導要領では、「総合的な学習の時間」を「総合的な探究の時間」として深化させる方向で検討されています。

 今日は、「総合的な学習の時間」がある日でした。1年生は公益社団法人経済同友会の御協力により8名の方に御来校いただき出張授業をしていただきました。2年生は進路ガイダンスとして34の大学・短期大学・専門学校の先生方に模擬授業を行ってもらいました。3年生は「高校生のための消費者講座~社会に出る前の法律知識~」を埼玉司法書士会の 本田 洋明 司法書士に講演をしていただきました。
 今日は、1学年の経済同友会の皆様の御講演を紹介いたします。
御協力いただいた公益社団法人経済同友会は、昭和21(1946)年に設立され、日本経済団体連合会(経団連)、日本商工会議所と並ぶ「経済三団体」の一つです。

 経済同友会では、「活力ある21世紀の日本社会を支えていく人材の育成・教育」のために、企業・経営者にできる具体的な活動として、「学校と経営者の交流活動」を推進しており、約100名の経営者が登録され、年間約140件の出張授業や講演活動を展開しています。この活動は、平成13(2001)年4月10日に発表した提言「学校と企業の一層の相互交流を目指して~企業経営者による教育現場への積極的な参画~」に基づき行われている事業だそうです。

 鳩ヶ谷高校では、企業経営に携わられている方から、企業や社会の現状等を生徒に直接お伝えいただくことにより、生徒が自分の将来に対する希望や目的を持つきっかけとするために企画したものです。「社会に出る前の今、私たちが身に付けておくべきこと」という演題により、クラスごとに授業をしていただきました。御来校いただいた講師の方々は、企業経営の第一線でご活躍されている次の皆様方でした。

  林 昭夫 様(株式会社開倫塾 取締役社長)

  小林 惠智 様(ヒューマンサイエンス研究所 理事長)

  森 健 様(株式会社ローランド・ベルガー エグゼグティブアドバイザー) 

  高坂 節三 様(日本漢字能力検定協会 代表理事長)

  曽谷 太 様(ソマール株式会社 取締役社長)

  林 達夫 様(アークデザイン株式会社 取締役社長)

  藤田 實 様(オグルヴィ&メイザー・アジア大洋州 相談役)

和田 裕 様(マッハコーポレーション 取締役社長)

 1年生の各教室では、講師の皆様のスタイルにより、パワーポイントを使用されたり、講義形式など様々でした。時に、笑いあり、納得ありの50分間で生徒はとても真剣に聞いていました。講義の内容は、私たち教員にも大変参考になるものでした。


《校長日誌》夢に向かってタネをまく。鳩ヶ谷高校。

 鳩ヶ谷高校では、来年度からカリキュラムを一新して、新しい学びがスタートします。今日はそのポイントについてご紹介します。

リニューアル鳩ヶ谷高校のポイント
1  1学年で1クラス35人少人数学級編制のミックスホームルーム。
2  2学年から学科別進路希望別のクラス編成。普通科では32人の少人数学級編制。
3  2・3学年では進路希望にあわせて選択する3学科横断の総合選択制を実施。


歩踏み出す人と、立ち止まったままの人。

違いは、やればできる、と信じることだと思います。

今の自分より「夢」を持って少し前へ、それだけで、きっと明るくなると思います。

迷ったり悩んだりしながら、少しずつ大人になっていきます。

鳩ヶ谷高校は、そんな「夢」を現実にする力がある学校です。

あなたの「なぜ」に応え、あなたの「いま」を変えてゆきます。

平成29年度から鳩ヶ谷高等学校は新たな学びがスタートします。


明日への一歩。

夢への一歩。

新しい自分への一歩。

私たちは、前へ進もうとする人のそばにいます。


夢にむかってタネをまく。鳩ヶ谷高校。