《校長日誌》まくら

 鳩ヶ谷高校は、今日から第1学期期末考査です。午前7時30分頃に登校して、直前勉強をしている生徒もいました。最後まで諦めずに、自分の実力を出し切ってもらいたいと思います。

 私は教員になった頃、意識して毎月寄席に行っていたことがあります。私の初任校は専門高校だったのですが、専門科目ではない地歴科・公民科の授業は興味がないと聞いてくれません。午前中から夜まで開催されている寄席も同じで、午前中の前座の若手などは散々です。話がつまらないと、客は見向きもしてくれません。いきなり本題に入ろうものなら、「つまらない」と大声で言われます。

 落語は、「まくら」「本題」「落ち」の3部で構成されています。不思議なことに授業も「導入」「展開」「まとめ」の3部で構成されます。導入部である「まくら」は、自己紹介をしたり、「本題」にはいるための流れをつくったり、「本題」でわかりにくい言葉の説明をさりげなく入れたりして、一連の流れで話します。流れで一席の落語ができるのです。授業も同じように、最近の話題や自分の失敗談など、身近な話しで流れをつくらないと、50分間が修行の時間になってしまいます。
 落語家だけでなく教員も、流れをつくるために、上手な「まくら」にするために様々な情報を収集しないといけません。