《校長日誌》Open your heart to everyone. -心を開こう、誰にでも-

 今日は、平成28年度第2学期終業式でした。弓道部が明日から名古屋市で開催される全国高等学校選抜弓道大会に出場するために今朝出発しましたので、全員で終業式を迎えることはできませんでしたが、健闘を祈っています。今日の終業式では「心を開こう、誰にでも」というテーマで話しましたので、紹介します


 皆さんは、フランケンシュタインを知っていますか。1818
年に英国人女性作家メアリー・シェリー(17971851)が、小説の中で創作した人造人間がフランケンシュタインです。優れた体力・知力と人間の心を持ち合わせていましたが、風貌が醜いものとなり、人造人間フランケンシュタインは人々から怪物として恐れられます。

 今日は、現在テレビで放映されている米国のコンピュータ会社AppleのCM「心を開こう、誰にでも」についてお話しします。このCMは、街の人々に受け入れられたいフランケンシュタインのちょっと奇妙だけど、心温まるストーリーになっています。

 人里離れた山奥に1人寂しく住んでいるフランケンシュタインは、ある晩、部屋でオルゴールの曲をかけながら、それをiPhoneに録音します。録音したクリスマスソングを暖炉の前で一生懸命練習します。翌日、朝に出発しますが、日も落ちて暗くなった頃、ようやくフランケンシュタインは人々が集まる街の広場に到着します。大きなクリスマスツリーの前に立ったフランケンシュタインは、録音してきた音楽を流しながら歌いますが、大人は不可解な眼で見つめます。しかし、5歳ぐらいの一人の女の子が一緒に歌い始め、フランケンシュタインもそれに合わせます。すると、その様子を見ていた街の人達も徐々に歌い始め、フランケンシュタインの目には涙が浮かぶという内容です。

 画面には英語版は“Open your heart to everyone.” 日本語版だと“ 心を開こう、誰にでも” というクレジットが流れます。Appleの公式Youtubeで見てみてください。
 このCMにはもっと深い意味が込められているそうです。それは「Unity=結束、団結」です。確かに今年は世界中で人々がいがみ合う事件が多い年でした。なくならないテロ、宗教対立、民族対立など、人々の絆を分断する大きな出来事がたくさんありました。フランケンシュタインは自分を恐れたり、嫌ったりしている人に受け入れられるために、荒っぽい方法は選びませんでした。小さな女の子はフランケンシュタインが困っていた時に優しく接しました。最後には街の人達が一緒になって歌うハッピーエンドでした。Appleは、こういった壊れた絆を修復して、みんなで結束しようというメッセージをこのCMに込めているそうです。

鳩高生の皆さん。

元気に挨拶していますか。

他人に優しくしていますか。

夢を諦めていませんか。

来年が、皆さん一人一人にとって、鳩ヶ谷高校にとって、絆が深まる年になることを祈っています。元気に全員で1月10日の始業式を迎えましょう。