《校長日誌》痛ましい事件

 痛ましい事件が、今度は埼玉県で発生しました。今月8月23日の朝、埼玉県東松山市の都幾川河川敷で16歳の少年の遺体が発見されました。5人の少年が殺人容疑で逮捕され、そのうち3人が中学3年生とのことです。殺害された少年も県立高校に進学しましたが昨年11月に中途退学したそうです。在学していれば高校2年生。とても心が痛みます。

 新聞報道によると、文部科学省の生徒指導室長が来県し、県教育委員会と東松山市教育委員会を相次ぎ訪れ、生徒指導の状況などの説明を受けました。文科省生徒指導室長は、「(事件を)重く受け止めている。被害者は高校を退学したと聞いており、学校教育で何ができたのか考えていき考えていきたい」と述べました。県教育委員会の生徒指導課長は「逮捕者に中学生3人が含まれていたことにショックを受けている」と述べており、容疑者と地元の不良少年グループとの関係が取り沙汰されていることに関連して、「このままグループにいたら何をされるか分からないとつらい思いをしている子どもがいるかもしれない。身近な信頼できる大人に相談してほしい」と訴えています。

東松山市や川越市では臨時校長会を開き、きめ細かな対応と不安に感じている子どもたちに対し、心のケアに取り組むことを強調したそうです。

 逮捕された少年の同級生や近所の方々の新聞やテレビのコメントでは「学校ではサッカーを頑張っていた。普通の子という印象だった」「先生と言い合うようなことはあったが、弱い者をいじめたり、けんかをしたりはしていなかった」「中学までは派手な様子はなかったが、卒業してから雰囲気が変わった。今年6月頃からはバイクに乗っているのを見かけるようになった」など、どこかでターニングポイントがあったはずです。周囲の大人が見逃しをしない気働きが大切だと思います。

 被害者も「明るく友達が多く、クラスの人気者だった。恨まれるような子ではない」という同級生のコメントともに、コンビニの店員は「携帯電話のテレビ機能で指示を受け、一生懸命答えながら食料品を買い込んでいてかわいそうだと思った。腕にはたばこでつけられたようなやけどの痕が見えた」と証言しています。別のコンビニの店長は深夜に来店した被害者に「酒は売れないと断るとおとなしく帰っていったが、その直後に事件に巻き込まれるなんて」と沈鬱な表情で取材に応じたそうです。

 8月25日、26日と全国高等学校PTA連合会大会千葉大会に参加してきました。大会テーマは「『再発見!愛』~今こそ信じよう愛の絆~」でした。愛の絆の重さを改めて感じました。詳細は親学で紹介します。