2014年9月の記事一覧

就活中に落ち込んだら聞きたい応援ソング

 今年も高校生の就職活動が9月16日から始まっています。鳩ヶ谷高校の生徒も厳しい就職試験に立ち向かっています。私が教員になった頃、就職希望の高校生は学校推薦されれば、採用試験を受験し、基本的には採用していただける状況でした。しかし、バブル経済崩壊後、日本の産業構造が大きく変化し、高校生も大学生のように就職活動で厳しい選抜試験を乗り越えないと採用されない状況になりました。

大学生の就職活動は、現在は学部3年生の12月に採用情報や説明会情報が解禁されていますが、平成28(2016)年卒業予定者(現在の学部3年生)から、学部3年の3月から解禁、採用選考開始は4年の8月(現在は4年の4月)からのスタートになる見込だそうです。

私が大学生だった時は、就職協定があり、会社訪問解禁が学部4年の8月からで11月1日が内定解禁日でした。平成8(1996)年に就職協定が廃止され、大学生活にも様々な影響が出ているようです。

先日、ラジオで、求人情報会社のマイマビが行った来春卒業予定の学生モニター調査「あなたの就職活動のテーマ曲は?」について紹介していました。

第1位 負けないで ZARD

♪負けないで もう少し 最後まで 走り抜けて♪

第2位 レット・イット・ゴー~ありのままで~ 映画『アナと雪の女王』松 たか子

♪ありのままの 姿見せるのよ

ありのままの 自分になるの♪

第3位 何度でも DREAMS COME TRUE

10000回ダメで へとへとになっても

10001回目は 何か変わるかもしれない♪

第4位 終わりなき旅 Mr.Children

♪高ければ高い壁のほうが 登った時気持ちいいもんな♪

第5位 栄光の架橋 ゆず

♪悲しみや苦しみの先に それぞれの光がある♪

 私も、昨日改めて全曲を聞いてみましたが、確かに元気がでる応援ソングでした。皆さんも落ち込んだ時に聞いてみると絶対に応援されます!

今日は何人の方とあいさつしますか

 今年もあと残り100日です。鳩ヶ谷高校では、先週の9月16日()から19()にかけて、毎朝、PTAの皆様の御協力をいただき、朝のあいさつ運動を行いました。PTA会長さんをはじめ、御協力いただいたPTAの皆様に感謝申し上げます。

生徒玄関では、元気にあいさつする生徒、小さな声であいさつする生徒、笑顔だけど声が出ない生徒、「こっくん」とうなずく生徒、「こっくん」もしない生徒など様々です。声の出ない生徒も心の中では「おはようございます」とつぶやいているのですが・・・。テレパシーは届きません。つい数年前の小学生の時までは大きな声であいさつができていたはずなのに、このままあいさつを忘れた大人にしてはいけません。私は、着任以来、あいさつの励行を行っています。校内では、一人でも多くの生徒にできる限り声をかけることを心掛けています。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」と声をかけています。元気な返事をもらうと、私も元気になります。

あいさつの大切さを示す言葉として「オアシス」という言葉があります。

オ「おはようございます(こんにちは)」:相手の存在を認める意志表示

ア「ありがとう」:感謝の気持ちを示す意思表示

シ「失礼します」:コミュニケーションの終了の意思表示

ス「すみません」:謝罪の意思表示

の略称だそうです。

埼玉県の上田清司知事もブログ(2011)で県庁職員にあいさつの大切さを指摘しています。

私は知事に就任以来ずっと、あいさつの励行をしております。私の記憶では就任当時、朝、きちっと「おはようございます」とあいさつができた職員は、10人中1人くらいでしたが、現在は10人中9人くらいになっています。」

「昼間のあいさつも以前はきちっとできた職員は、10人中1人くらいでありました。現在はどうかというと、10人中5人ぐらいはきちっとできます。他の5人のうち2、3人ぐらいは首を「こっくん」とするだけで、あとはあいさつもせずに行ってしまいます。「こっくん」もない職員もいます。いまだ、昼間のあいさつができていないということであります。ちゃんと声を出しなさいと、口を酸っぱくして言っておりますが、いまだにできない職員がおります。これからは、「こっくん」とか、知らん顔して歩いて行こうとする職員には、課名と姓名を聞こうかなと思っています。あいさつの一言がでなかった職員には、私は何課の何々でございますということを、まず口に出してもらって、明るいあいさつへの一歩を踏み出してもらったらいいのかなとも思っています。」

「世の中を明るく、そして強く、元気にするのが、埼玉県職員の仕事であります。その手段の一つは、明るくさわやかなあいさつです。」 

私たちは、朝起きてから学校に来るまで、家族、近所の方、友人、先生など様々な方々と出会います。今朝、あなたは何人の人と、声に出してあいさつをしましたか。今日、あなたは何人の方とあいさつをしますか。


チャンスを逃すな!

 第26回鳩高祭に御来校いただき、誠にありがとうございました。9月6日の一般公開日には、1782名の皆様に御来校いただきました。御来校いただいた皆様、早くから鳩高祭の準備をしてくれた文化祭実行委員会、生徒会本部の生徒諸君、後夜祭司会のチーム鎧武(がいむ)、生徒会顧問をはじめとする教職員、PTAの皆様に改めて感謝いたします。

 今日の鳩ヶ谷高校は、文化祭後片付け、エンディングセレモニー、全校集会、追悼集会を行いました。今日は追悼集会の内容をご紹介します。去る7月5日に本校教員が逝去され、本日、改めて全校生徒、全教職員で追悼集会を行いました。御遺族からメッセージを頂戴し、校長が代読しました。陸上競技部の生徒が御礼の言葉を述べ、その後1分間の黙祷をしました。生徒の御礼の言葉の概要を紹介します。

 今日は、追悼集会の場をお借りして、僕たちが先生から学んだことをお話しさせていただきます。

 僕たちは、最初から陸上競技部に入部するつもりはありませんでした。部員の中には、すでにアルバイトを始めている人もいました。ですが、先生の言葉一つで、今の3年生6人は集まりました。それは「走ることが得意じゃなくてもいい。陸上競技は走るだけじゃないから。ただ部活はキツイぞ。勝つために一生懸命やるんだからキツくないはずないだろう。やる気さえあればいい。俺についてこい。県でも、関東でも連れて行ってやる。3年間絶対いい思いさせてやる。」という力強く迫力のある言葉でした。

 やはり練習はキツかったです。辛くて苦しくて逃げ出したくなる時もたくさんありました。それでも、先生の指導の下、耐えてきました。グラウンドでは、誰よりも大きな声を出し、僕たちを温かい目で見守り、時に厳しく、そして優しく指導してくださいました。ハードルは「躊躇するな。思い切って飛び込め。」、短距離は「フライングにビビるな。誰よりも早く飛び出せ。」、投擲は「一投目が勝負。」、長距離は「絶対に譲るな。」と教わりました。大会で僕たちが緊張して固まっていると、「大会を楽しめ。気持ちで負けるな。強気で行け。」と勇気づけてくれました。負けて悔しくて泣いている時、「負けて泣くな。勝って泣け。強い奴が勝つんじゃない。勝った奴が強いんだ。誰でも同じだけチャンスがあるんだ。掴み取るか逃すかは自分次第だ。」と、やる気とチャンスを与えてくれました。

 いつもどんな時も、僕たちのことを考え、一人一人をちゃんと見極めてくださいました。それぞれに合った練習メニューを考えてくださり、それぞれに合った指導をしてくださいました。僕たちと真剣に向き合ってくれる先生は、いつしか二人目のお父さんみたいな存在になっていました。先生は僕たちに、陸上競技の楽しさ、勝つことにこだわり努力すること、全員で仲間を応援すること、応援されていると感謝すること、誰にでも挨拶することなど、競技のことだけではなく、普段の日常生活のことも教わりました。

 先生は、いつもまっすぐで優しく、曲がったことが大嫌いでした。先生のお葬式の日、練習しなければ先生に怒られると分かっていていつつも体が動いてくれませんでした。その時、先生にどれだけ支えられ、甘えてきたのか実感しました。

 今の鳩高陸上競技部、そして今の僕たちがいるのは、先生のおかげです。僕たちは、先生から教わったことを忘れず、これからこの場で伝えきれないことも伝えていきたいと思います。

 そして、尊敬する先生のように、強い心を持ち、多くの人に愛され、どんな困難にもあきらめずに取り組んでいきたいと思います。

第26回鳩高祭はじまる

 文化祭実行委員会、生徒会本部の生徒諸君を中心に、準備にあたってきた鳩高祭がはじまりました。PTAの皆様も、昨日から準備され、今日も朝早くから来校されています。

 今から26年前の第1回鳩高祭のテーマは「New World History」でした。第26回鳩高祭のテーマは「Hato New World」です。しっかりと伝統を受け継いだ生徒諸君・保護者・教職員で、鳩ヶ谷高校のNew Worldを創っていきたいと思っています

 先ほど、体育館でオープニングセレモニーが終わりました。今日は校内公開日です。オープニングセレモニーでは、①一人一人が力をあわせる ②ルールを守ることの2点を心にとめ、明日の一般公開ではお客様を迎える「おもてなしの心」を大切にするように話しました。

 一人でも多くの鳩高ファンが生まれてくれればと思っています。

壁を乗り越えよう

 東京大学名誉教授の養老孟司氏の『「自分」の壁』(2014年:新潮新書)20万部を突破したそうです。養老孟司氏は、400万部を超える大ベストセラー『バカの壁』(2003年:新潮新書)の著者です。その後、『死の壁』(2004年:新潮新書)、『超バカの壁』(2006年:新潮新書)を刊行し、今回は口述筆記した壁シリーズの完結編のようです。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てる方がよく、脳、人生、医療、死、情報、仕事などのテーマについて、頭の中にある「壁」を超えたとき、新たな思想の次元が見えてくるそうです。自分で壁を作らず、何事にも、迷い、挑戦し、失敗を繰り返すことで「自信」が生まれてくるとのことです。

鳩ヶ谷高校では今日から2学期が始まりました。始業式では、自分の高校時代の体験をもとに、「壁を乗り越えよう」という次にような話をしました。

私は、高校の時に山岳部に所属していました。1年生の時に、夏合宿5泊6日で北アルプスに行きました。標高3180メートルの槍ヶ岳が最終目的地です。東京の上野駅から夜行列車に乗り、富山県から北アルプスに入山したとき、先輩があれが槍ヶ岳だと指差しました。自分の目測だと5センチです。自分の背中の荷物は30キロです。ふと、「生きて帰れないかな」と15歳の自分は思いました。 5日後、槍ヶ岳の頂上に立てた感動を今でも覚えています。

「壁を乗り越えよう」。人生は、毎日、大きな壁、小さな壁の連続です。逃げずに乗り越えましょう。今日、始業式のために学校に来たのも、壁を乗り越えているのです。解剖学者の養老孟司さんは、「人間の脳は、つい楽をしようとする。しかし、自分がどこまでならできるのかを認識することが大切だ。そのためには、迷い、挑戦し、失敗を繰り返すことが大切だ。そうやって育てた感覚が「自信」となるのだ」と言っています。実は、壁だと認識した時、その壁の半分は超えているのです。今から考えると、高校1年生の自分が大きな壁と感じた標高3180メートルの槍ヶ岳は、登山口の1356メートル地点までバスで来ていました。壁があることは何かにチャレンジしている証拠です。皆さんには限りない可能性があります。自分を信じましょう。

鳩ヶ谷高校では、2学期は、文化祭・ロードレース大会・修学旅行など、大きな行事が続きます。3年生は進路決定の時期です。皆さん、力をあわせて壁を乗り越えましょう。