2015年8月の記事一覧

《校長日誌》図書館からのつぶやき

 8月19日の各紙朝刊が、過去42年間(19722013)18歳以下の子供が自殺した日を365日別に集計すると、夏休み明けの9月1日が突出して多いという内閣府の分析を報道していました。文部科学省も「先生の目が届きにくい休暇中は、家庭も子供の行動や身なりの変化、体調などに気を付けて見守ってほしい」と呼びかけています。

 そんな中、8月26日の鎌倉市立図書館の公式ツイッターが話題になっています。

「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうかと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」

という内容です。鎌倉市立中央図書館の司書さんが、9月1日に子供の自殺が突出して多いとの先ほどの紹介した報道を読み、「自殺したくなったら図書館へ」という米国の図書館に貼られていたポスターを思い出したそうです。

 日本の図書館は、戦前の言論弾圧の反省から、日本図書館協会が1954年に「図書館の自由に関する宣言」を出しています。

図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実践する。

第1 図書館は資料収集の自由を有する

第2 図書館は資料提供の自由を有する

第3 図書館は利用者の秘密を守る

第4 図書館はすべての検閲に反対する

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

 第3宣言は、1979年に追加されたそうです。図書館の役割の大きさを改めて感じました。ちなみにツイッターは13時間で約4万件、今日までに84,657件のツイートがあったそうです。この4月に着任した鳩ヶ谷高校図書館の司書さんも、生徒や教職員に図書館をどんどん利用してもらえるように、広報やレイアウト変更など精力的に活動をしています。図書館は知の宝石箱だと思います。