2016年2月の記事一覧

《校長日誌》“おいしい”でみんなをつなぐ八百屋という仕事

鳩ヶ谷高校の司書さんのセレクトにより一冊の本と出会いました。青果ミコト屋『旅する八百屋』(2015年 発行所:アノニマスタジオ・発売元:KTC中央出版)です。本の帯には次のように書いてありました。

 

ほんとうの

おいしいってなんだろう?

自分たちが普段

口にしているものが

どうやって生まれ、

どこからやってくるのか。

何を食べるのかという

ひとつの選択が、

自分の体を、そして

未来をつくっていく。

小さな八百屋が

旅して考えた

野菜のこと、食のこと。

 

と書いてありました。何だか興味がわいて一気に読んでしまいました。

青果ミコト屋とは、高校の同級生であった鈴木徹平さんと山代徹さんが、大学卒業後に就職し、その後めぐりあったのが農業でした。でも、彼らは「耕す人」の道を選びませんでした。それは、農薬を使わずに丹誠込めて育てた野菜も、大きさや色、キズなど、見た目が少しでも規格に合わなければ、既存の流通では買い叩かれるという現実を知ったからだそうです。

自然栽培を中心とした旬のおいしいオーガニック野菜を取り扱う“ミコト屋号”という古いキャンピングカーをベースキャンプに、日本全国の農家を旅してまわり、生産現場に足を運びます。店舗を持たず、定期宅配と移動販売で全国各地で開かれるマルシェやイベントなどでも多数出店しているそうです。

 鳩ヶ谷高校には、農業系の園芸デザイン科があります。埼玉県内では、農業関係高校が県立高校8校、国立高校1校の9校があります。埼玉県は、首都圏に位置しながら、穏やかな気候と豊かな自然に恵まれた立地を生かし、野菜、米、畜産、果実、茶など多彩な農産物が生産されています。産出額でも花き類が全国第5位、野菜は全国第6位です。ネギ、小松菜、里芋、パンジーの生産は全国第1位です。埼玉県では、産地と消費地が近いという特性から、「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズに県産農産物を「知って、買って、食べてもらう」取組を行っています。私は、埼玉県の高校生に、もっと農業を身近に感じてもらうとともに、ビジネスの一つとして考えてもらいたいと思っています。

《校長日誌》鳩高ブランドが販売されます!実践的職業グローバル事業

 鳩ヶ谷高校は、普通科、園芸デザイン科、情報処理科の3学科が設置された総合制高校です。埼玉県教育委員会では、専門学科を対象に実践的職業グローバル事業を行っています。明日の埼玉県の産業界を担う職業人を育成するため、企業や大学等との連携を強化し、専門高校等の生徒に高度な知識・技能等を習得させることを目的としています。学校・学科の枠を超えた連携により商品開発を行い、主体性、創造性、課題解決能力などグローバル社会で必要とされる力を身につけさせています。専門学科のある本校でも、埼玉県立いずみ高校、埼玉県立岩槻商業高校とイオン株式会社と共同開発した商品を埼玉県内のイオンで販売することになりました。

① 鳩ヶ谷高校情報処理科が包装デザインを作成(いずみ高校生物資源科学科とイオンとの共同開発)

 ・まっタロミス(税別198円)…里芋クリームのティラミス(抹茶味)。2月19日~21日に埼玉県内イオン全店で販売

 ・ココティープリン(税別198円)…ココナッツ入りソイミルティープリン。2月19日~21日に埼玉県内イオン全店で販売

 ・スティック焼きおにぎり(税別98円)…スーパーフードのキヌア入りご飯の焼きおにぎり(昆布・チーズ・深谷ねぎ味噌)。2月20日イオンレイクタウン店限定販売、2月21日イオン与野店限定販売

 ・にっしーの愛がつまった満ぷく月見フライ(税別198円)…卵まるごと1個を豚肉と埼玉県産ほうれん草で巻いて揚げたフライ。2月20日イオンレイクタウン店限定販売、2月21日イオン与野店限定販売

② 鳩ヶ谷高校園芸デザイン科が包装デザインを作成(岩槻商業高校と藤宮製菓との共同開発)

 ・サンカクイズ(税別111円)…求肥のお菓子で商業に関するクイズ付き。2月20日イオンレイクタウン店限定販売、2月21日イオン与野店限定販売

 いずれも鳩ヶ谷高校は包装デザインの作成ですが、鳩ヶ谷高校の校章が入っています。2月20日(土)には、本校情報処理科2年生がイオンレイクタウン店で販売も行います。是非ともご賞味ください。

《校長日誌》園芸デザイン科卒業作品展を見てきました

 本日から2月15()まで、川口市立グリーンセンターにおいて、園芸デザイン科3年生の卒業作品展を行っています。

 園芸デザイン科は、昭和63(1988)年、本校開校と同時に全国で初めて設置された農業系の専門学科であり、生活空間や都市環境を豊かで住み良い快適な空間に創造するための知識と技術を学んでいます。1年生で園芸やデザインの基礎を学び、2・3年生では、フラワーデザイン・グリーンデザイン・ガーデンデザインの3専攻に分かれ専門的に学習しています。「春の園芸フェスタ」「川口市はたちの集い」「鳩ヶ谷商工まつり」など地域のイベントにも積極的に参加し、園芸デザイン科の取組を多くの方々に御紹介しています。今後も園芸デザイン科のパイオニアとして、さらなる高みを目指してまいります。

 この卒業作品展は、第1期生からの伝統行事です。私も本日見てきました。フラワー専攻は春夏秋冬イメージしたグループ作品、ガーデン専攻は世界遺産をイメージしたジオラマ的な作品、グリーン専攻は、「神秘の湖」「木霊」「循環~とき~」のテーマとするグループ作品と「静寂」をテーマにグリーン専攻16名全員で制作した大作から構成されています。本日と明日は春を感じる気温になるようです。本日から15日(月)まで川口市立グリーンセンターの「緑のアトリエ」で午前9時30分から午後4時まで開催しています。個性豊かな第26期生の努力と成果の結晶である作品を心ゆくまで御鑑賞ください。