校長日誌

2022年4月の記事一覧

【校長室】第35回入学式

4月8日、天候に恵まれ春らしい暖かさを感じられる日に、第35回入学式を挙行しました。

当日述べた、祝辞です。

 

 

暖かな日差しのもと、若葉が萌える春、心、躍動する春が巡ってまいりました。

この春の佳き日に、埼玉県立鳩ヶ谷高等学校第35回入学式が挙行できますことは、本校にとり大きな喜びでございます。

ただいま、入学を許可した281名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

保護者の皆様方におかれましても、お子様の御入学おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。

本校の一員となった皆さんには、本校の校訓である、「創造」、「至誠」、「健康」の三つを体現していただきたいと願いお話します。

 

一つ目は、「創造」です。「人間は一生勉強ができる」と言われています。これからの時代は、コンピュータで、できることをやっていても成長は望めません。想像力のある発想が望まれます。そのためには、基礎基本をしっかり学び、それを土台とする必要があります。このことが自分自身を伸ばすことにつながります。

「勉強」という言葉は、江戸時代には「頑張る」「努力する」という意味で、学習するという意味はありませんでした。皆さんの中に眠っている能力を引き出すには、努力が必要です。「できない」という思い込みや、「やりたくない」という怠け心と闘わなければなりません。自分の能力に気付かないと、達成感や充実感は得られません。高校生のうちに、勉強する習慣をつけ、自分の能力を引き出してください。そして自分の目指すべき針路を見定め努力を続けてください。そのための手助けを私たちは惜しみません。

 

二つ目は、「至誠」です。この言葉は、中国古代の歴史書に記されている言葉です。

きわめて誠実なことで、私利私欲をまじえず、偽りや飾りのない心をもって人や物事に対することです。

誠実な人は、良い習慣を身につけています。挨拶する習慣、時間やルールを守る習慣、勉強をする習慣など、良い習慣をどれだけ身につけるかが、自分を伸ばすための基礎となります。挨拶をとおして、人とのつながりを大切にしてください。そのために、本校では、特に挨拶の励行と時間やルールを守る習慣、そして、勉強する習慣を身につけてもらおうと、指導をしていきます。頭髪や身だしなみについては言うまでもありませんが、遅刻についても指導します。

 

三つ目は「健康」です。「健全なる精神は、健全なる身体に宿る」と言われます。

身体の健康はもちろんのことですが、思いやりの心、協力することなど、豊かな心を持っていただきたいと願います。

新型コロナウィルスの蔓延により、健康に過ごせるということのありがたみを再認識する時代となりました。

また、今までは通常に行われてきた、体育祭、文化祭、ロードレース大会、修学旅行などの様々な行事が内容の見直しや実施の有無など、その都度検討をする必要が出てきました。このような時代がからこそ、日常の学校生活を楽しむ前向きで健全な考え方を持っていただきたいと願います。

 

「創造」、「至誠」、「健康」の校訓に示された三つを具体化してほしいという話をしました。

これからの時代は、グローバル化、デジタルトランスフォーメーション、成人年齢引き下げなど、好むと好まざると誰もが、競争にさらされ、新たなスキルを身につけ、責任を持たされるようになります。

自分自身を高めるための努力をし続けてください。

 

そこで、保護者の方にお願いがあります。

遅刻をさせないように登校させ、朝、昼、晩の三度の食事をしっかり摂らせてほしいというお願いです。そして、一日一度は、お子様とお話をする時間を持ってください。

教育は学校だけの力で成り立つものではありません。保護者と教職員が同じ視点で接し、導くことが大切です。保護者の皆様の力強い御支援、御協力をお願い申し上げます。

結びに、皆様のますますの御健勝、御発展を御祈念申し上げ、祝辞といたします。

 

【校長室】始業式あいさつ

皆さんおはようございます。

今年度より、本校の校長として着任しました。田口 剛です。

こうして、始業式が無事に実施できることを心よりうれしく思います。3年前までは、始業式が無事実施できるなんて、当たり前と感じられたかもしれませんが、新型コロナウィルス感染症のため、無事実施できることが心から嬉しく思えるほどになりました。

3年生の皆さんは入学してすぐに、臨時休業という事態を経験したわけですが、このように一堂に会して式ができることを真摯に感じてほしいと思います。また、今年は、約140年ぶりの大きな変革を迎える年でもあります。心している生徒も多いと思いますが、青年年齢が18歳に引き下げられました。このことにより、自分の意志で決定できることが増えると同時に、大きな責任を負うことになります。

2年生の皆さんは、後輩を迎え、上級生となりました。学校行事は、実施の可否も含め、内容を変更しなければならないことが多くあると予想されます。しかし、日常の中にある幸せをしみじみと感じられるようになるかもしれません。午後からは新入生が入学してきます。昨年、どんな気持ちで今日を迎えたことでしょうか。今日、入学してくる新入生も、安心して学校生活が送れるようにやさしい先輩として接していただきたいと思います。

このような時代でも、新たな発想で、学校生活を充実させることを考え、それぞれの夢や目標が実現できるように、学校生活を充実させてください。

 

本校の生徒は、優しく思いやりのある生徒たちであると思っています。

様々な機会にボランティアに参加をしたり、学科の発表などを通して地域の方たちと連携をしてきました。その様子は、中学生や保護者にも伝わり、入学を希望する中学生が多い、期待される学校となっています。皆さん一人一人が、この学校を良くしていくという気持ちで過ごしてほしいと思います。

 

これまで以上に、新たな発想で物事に創造的に考え、誠実に人と接し、感染防止対策を徹底し、心身ともに健康で鳩ヶ谷高等学校に通ってくれることを願い令和4年度始業のあいさつとします。