校長日誌

2024年5月の記事一覧

全校集会でのメッセージ

 生徒の皆さん、こんにちは。
 1学期も半分が終わろうとしています。先週には中間考査もありました。
 結果はどうでしたでしょうか。まだ答案が返却されていない科目もあるかもしれませんが、点数だけで一喜一憂するのではなく、どこがいけなかったのか、どこの理解が不足していたのか、また、勉強方法が適切だったのか、効率的だったのか、勉強時間は十分であったのか、など、客観的に分析して、次の約1月後の期末考査に向けて対策を立ててほしいと思います。自分を客観視することが難しい人は、ぜひ他の生徒と情報交換して、改善点を把握し、良いところをまねるとか、自分ができそうなことにチャレンジするなどして、勉強の仕方を改めることも一つの手です。人は忘れやすいものです。結果が返ってきて、喜んだり反省していたりする今こそ、感情が冷めないうちに次の対策に向けて取り組んでください。
 さて、今週は学校行事の中でも大きなイベントとなる体育祭があります。やや、天候が心配されますが、きっと無事に当日を迎えられることと信じて、祈りたいと思います。
 ところで、皆さんは体育祭、小学校で言えば運動会となるでしょうが、この行事の始まりは何だったのか考えたことはありますか。
 調べたところ、日本で最初の運動会のようなものが行われたのは1874年、開催したのは東京の海軍兵学校の寮で、当時は「競闘遊戯会」と言われました。これは、イギリスのアスレチックスポーツを参考にしたもので、海軍兵のストレスを解消するため、軍事訓練的な要素も入れながら、かなりレクリエーション的な競技種目で開催されたようです。
 その後、1868年に、札幌農学校(現在の北海道大学)で「力芸会」が開催され、教育の一環とした現在の運動会に近い形で競技が行われました。
 「運動会」という名称が使われたのは、1882年、東京大学が最初だったということです。
 そして、1885年に初代文部大臣(森有礼)が体育による集団訓練を推奨し、体操が正式に学校教育課程に入り、運動会が全国の小学校で開催されるようになりました。
 最初は、軍事訓練的要素も取り入れ始まった運動会でありましたが、昭和になって戦争が激化したことで、運動会はより一層軍事的色合いが強くなっていったわけです。その後、戦争が終わり、地域の協力も得ながら、現在のような友達と一緒に競技するような形に変化していった、それが今の状態です。 

 皆さんの中には、体育祭を非常に楽しみにしている人もいると思いますが、それとは逆に、小学校から経験してきた運動会や体育祭に、あまりいい思い出がない人もいるのではないでしょうか。
 体育祭がイヤッだったり、苦手と思っていたりする人は必ずいるのではないかと思います。
 運動能力は人それぞれで違います。走るのが苦手な人もいれば、得意な人もいる。短距離が得意な人もいれば、長距離が得意な人もいる。球技が得意な人もいれば苦手な人もいる。自分ができると、相手にもできるはずだと思ってしまう。人間どうしても自分と比べて他者を比較してしまいますが、他者との違いを認めることができるのも人間です。相手の立場にたって考えることが必要です。みんなが一番を目指す必要はないのです。
 体育祭は、個人種目もありますが、クラスでみんなが気持ちを一つにして、お互いを応援し、支え、カバーし合う行事だと思っています。
 私が皆さんに言いたいのは、一言です。Do Your Best(最善を尽くす)ことです。それぞれが、自分の持てる能力をできる限り発揮して、頑張ったと自負できる行事となること、そして、一人ひとりが体調を整え、当日はクラスで一致団結し、集団として最高のパフォーマンスが発揮できることを期待しています。